山本 譲司著
見たことのないことばがいっぱい出てくる。
累犯障害者、デフ・ファミリー、デフ・コミュニティ、触法障害者などだ。
さらに、意外な事実もいっぱい出てくる。
ろうあ者が用いる手話と健常者が使う手話には大きな違いがあるなどだ。
なんと自分は無知だったんだろうと思う。
パラレル・ワールドのようだとも思う。
マスコミでも障害者の犯罪にはほとんど触れないのだという。
本書は、そういったほとんど公開されない障害者の犯罪と その背景を明らかにしている。
パラレルワールドなどと書いたが、現実だ。
この現実を知らない人はたくさんいると思うが そういった人にはぜひ読んでいただきたい本だ。