五十嵐 貴久著 幻冬舎文庫

楽しめる娯楽小説
少年井(伊直弼の大老井伊直弼への変容振りが
実にリアルであるのに反し、結末が強烈に荒唐無稽である。

この対比がすばらしく、どうも深い意味を感じてしまう。
桜庭敬吾と鮫島宗十郎、犬塚外記と長野主膳
これらの対照的な人格描写も魅力的だ。
ストーリーも面白い。484ページもあるのに一気によめる。
とても楽しめる作品だ。娯楽小説としておすすめである。

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