齋藤学著 マガジンハウス 1260円 220頁
著者の齋藤学さんは、「声に出して読みたい日本語」以後、たくさんベストセラーを出している人気作家。
本書で述べられている潜在能力を開発する方法を少しご紹介します。
呼吸法:腹式呼吸をすることで脳が高速回転する。その方法は、
3・2・15の丹田呼吸法
① 3秒間、鼻から深く息を吸う
② そのまま2秒間息をためる
③ 口から15秒間かけて、すこしずつ息を吐いていく。
これを二分間繰り返す。
著者はこういったことを専門に研究しています。
小中学生を対象に、 この呼吸法の前後で計算問題をさせたら結果に大きな違いが出たそうです。
呼吸法、コストはゼロです。 やってみましょう。
私は、やり方は少し違いますが、ほとんど毎日やっています。
歩く:歩きながら考えると良いアイデアがでる。 脳が活性化するからだそうです。
出てきたアイデアは、携帯のメモ機能をつかうのだそうです。 わたしは、携帯メールからパソコンにメールをしています。 そのまま、パソコンで使えるからです。
インナーゲーム:同名の本の紹介をしています。 「新インナーゲーム」日刊スポーツ出版社。
人間の中には二人の自分がいる。 能力発揮の邪魔をしているのは、「セルフ1」という自分だ。 これは、負けることや失敗への恐れ、能力への疑問、見栄、計算といったことをする。
「しっかりやれよ」「だからいったじゃないか」「それじゃだめだ」 と自分自身に話しかけ、叱咤激励しようとする。
もうひとつの自分を「セルフ2」という。自分が持ち合わせている内側の能力、本能部分のことで、 すばらしく賢い潜在能力の塊だ。
「セルフ1」にとらわれず、「セルフ2」を働かせれば、 潜在能力をフルに発揮することができる。
そのための方法は
・いま行っている習慣を、判断せずに観察する。
・望む結果の画像を思い浮かべる
・いったん自分自身に何かをするように求めたら、あとは自由にそれをやらせる。
・成功しても失敗しても、過程や結果に対して感情的にならない。静かに観察を続ける。
以上をもういちどまとめて見ますと、自分の能力を信じて、 がんばらないで、自分を観察するということでしょうか。
観察するだけでよくなる。
ちょっと変に感じられるかもしれませんが、じゅうぶん考えられることです。
自分に怒らず、自分をしっかり観察する。
コストかかりません。やって見ましょう。