概要
2025年稼げる新職業
日経ビジネス7月2日号に、表題の特集がありました。ほとんどなじみのないものばかりなので、驚きました。これを見るだけで、世の中の変化のスピードを感じることができます。
特集では、東大・京大合格者を多数出す超一流高校で新職業に対するアンケートの結果を紹介しています。職業に就きたい順序です。私にとっては、ほとんどなんだかわからない職業です。みなさまは、いかがでしょうか?ざっと見て、世間の変化とそのスピードを感じてください。
1.データサイエンティスト
2.オンライントレーダー
3.eスポーツプレーヤー
4.サイボーグ技術者
5.コミュニケーションデザイナー
6.仮想空間創造師
7.クラウドファンディングコンサルタント
8.Vチューバー
9.コミュニケーションAI開発者
10.ランドスケープアーキテクト
11.ホワイトハッカー
12.DNA解析専門家
13.人工肉クリエーター
14.相続解決人
15.インセクトブリーダー
16.メディカルサイエンスリエゾン
17.IoT農家
18.マンガソムリエ
19.ネット探偵
20.ドローン制御技師
とはいうものの、今までも新しい仕事はどんどん出てきています。電気屋さんも、自動車屋さんも、電気や自動車がなかったときにはありませんでした。私の仕事、税理士も戦後の仕事です。江戸時代でいっても、浮世絵師でさえ、新しい仕事であった時期があったのです。
私たちはなんとか時代にくっついて、押し流されずに、生きてきたのです。カタカナばかりの、どんな仕事なのか検討がつかない仕事、びっくりしますが、なんとかついていくことになるのだと思います。
ガンジーの言葉が、浮かびます。「永遠に生きるかのように学べ」です。気持ちよく生き続けていくために、「今さら」とか言わないで、時代に対応していきたいものです。
仕事ができない人に共通するヤバい口癖
東洋経済ONLINEの記事です。面白いので抜粋してご紹介します。
・口癖1
「~だから、できない」:「今はおカネがないから、できない」「協力者がいないから、できない」など条件が整わないから「先延ばし」する方の口癖です。「できない条件」をできるだけたくさん集めて、自分を納得させてしまいます。
・口癖2
「~だったらどうしよう……」:「失敗したらどうしよう」「無駄になったらどうしよう」などが典型です。
・口癖3
「今さら~」:これは年齢を理由に「先延ばし」する方の言い訳です。「今さらはじめてもモノになるとは思えない」「あと10年若ければやっていたのに」なども同じ部類です。決して戻ることのできない「時間」を理由に、「行動」をやめてしまいます。
・口癖4
「もう少し学んでから……」:こちらは「今は」実力不足だから先延ばしする。絶対失敗しない準備をしているうちに、時間切れになってしまいます。
・口癖5
「難しそう……」:難しいという前提をつくることで、思いどおりにいかなかったときに傷つかないように予防線を張っているのです。その結果、行動しない。
・口癖6
「あれもこれもやらないと……」:「あれも、これも」と、仕事上のタスクがいっぱいある状況で、仕事の優先順位がつけられないのです。その結果、たくさん働いているわりには、大事な仕事を先延ばししてしまい、望むような結果が出ません。
いかがでしょうか?「今さら」使わないようにしたいですね。
『1分で話せ』
伊藤羊一著 SBクリエイティブ 238頁 1,400円+税
著者は、Yahoo!アカデミア学長、グロービス経営大学院客員教授。この本の冒頭、前書きの前にこんな言葉が出てきます。
「95%くらいの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかも、そのことに気づかない」、話を短くしないから伝わらないというのです。
本文に入りましょう。かいつまんでご紹介します。
★1分で伝える
人は、相手の話の80%は聞いていない。自分の話を聞いてほしいなら、みんな人の話を聞いていないということからスタートしなければならない。しかし、コミュニケーションは必要だ。どうすればよいのか。
しっかり聞いてもらうには、1分間で話せるように話を組み立てることが必要だ。1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない。
1分で話すなど無理だというかもしれないが、どんな話でも『1分』で伝えることはできる。5分で話すべきことも、30分かけて話すことも、1時間与えられた時でも、まずは、1分間で話せるように話を組み立てる。
★プレゼン
プレゼンについて考えてみよう。プレゼンは、誰に何を、どうしてもらいたいのかだ。どうしてもらいたいのか、が抜けていることが多い。プレゼンのゴールは、相手に何かをしてもらうことだ。だからどうしてもらいたいのかが抜けていてはいけない。ゴールをはっきりさせる。
①と②を比較してみよう。
①:分析したのですが、Aはこんな状況で、Bはこんな状況です。
②:現段階ではAのプランを優先させるべきです。
①のプレゼンには主張がない、どうすればいいかがない。「Aさんがいいと言ってた」「数字が上がっている」、これでは主張がない。てっぺんがないピラミッドだ。たとえば、「増産」という主張がなければならない。必要があれば根拠を述べる。
★不要なものを省く:スッキリが鉄則
・プロセスや自分の頑張りは言わない。
×私は今年と昨年の資料を検討したのですが、それだけでは足りないと思い、10年間分の資料を前任の山田さんからもらって調査した結果、全体としてはA案を押していくべきではないかと思いました。
〇A案を押していくべきだと考えます。
・自分の意見とは違うことは言わない
×私はA案を押していますが、実はA案にこんな欠点もあって、その分はB案のほうが優れています。その点、A案は心配もあるのですが、でもそれを覆せる強みもあると思います。
〇私は、A案に賛成です。
★伝え方のパターンを使う:次の二つが有名。
SDS:結論(Summary)―詳細(Detail)-結論。
例「禁煙しましょう。なぜならば(理由3つ)。ということで禁煙しましょう」
PREP:「禁煙しましょう。(理由)健康に悪いから。
(例)例えば、喫煙者は早死にする。だから、禁煙しましょう」
以上、いかがでしたか?1分で伝わらないことはない。試してみましょう。