『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています』

今井誠、坂井豊貴編著 日経BP 243頁 1760円(税込)

 

 

書名を見て驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?経済学がビジネスの役に立つと思っていらっしゃらない方が多数ではないかと思っています。私の経験でも、『経営学が経営の役に立つとは限らない』とおっしゃった経営学の大学教授がいらっしゃいました。しかし、本書の主張は、「経済学はビジネスの役に立つ」です。

 

 

終章にはこんなことが書いてあります。

 

ビジネスの現場を知らない経済学者に意見されると、自分たちが今までやってきたやり方でうまくいっていると反発したくなるかもしれない。しかし、利用できるところを利用したほうが結果的に得をする。

 

では、少し具体的な内容を見ていきます。

 

 

★車輪の再発明

 

自分たちが直面している課題に、過去に直面した先人は必ずいる。「車輪の再発明」だけはしてはいけない。課題を見つけたら、解決方法を検索するのだ。多くの人がいろいろな課題の対処法をネットにあげている。

 

 

★顧客関係管理(CRM)

 

新規顧客開拓と既存顧客維持のどちらにどの程度経営資源を投下すべきか。BtoBでの営業活動の効率化、BtoCでの広告費と販促費の配分、サービス業の新規サービス開始などは、重要な戦略判断だ。CRMは、再現性のある利益獲得のための戦略立案ツールだ。

 

 

CRMの基本は、顧客の生涯価値を基本にした次の3点だ。

 

1.新規顧客獲得:コストに見合う客をコストを掛けて獲得する。営業、広告、販促など各種手段へのコスト配分を決める。

 

2.既存顧客維持:各顧客が他社に乗り換える可能性や自社顧客であり続ける場合の利益額を踏まえて離脱防止のための施策を打つ、あるいは打たない。

 

3.上記二つを顧客の生涯価値で統一的に管理する。

 

★顧客の生涯価値:その顧客は今後どのくらい稼がせてくれるか
その商品を買ってくれた瞬間の利益ではなく、中長期的に見て、どれほどの利益が見込めるのかが重要だ。

 

★優良既存顧客への手厚い特典はムダ?!
上顧客には割引率を高くしたり特典を設けたりすることがある。しかし、本来のCRMで考えると、特にBtoCの場合は、得策ではないことが多い。なぜなら、すでに上得意となっている顧客は、すでに貴社に満足しているのであって、あえて追加投資などしなくても、引き続き大きな利益をもたらしてくれる可能性が高いからだ。投資すべきは、新たな利益となる新規顧客と、まだまだ自社にもたらしてくれる利益に「伸び代」があるライト~ミドル級の顧客だ。

 

 

とはいえ上得意も大切にしなければいけない。ポイントは「上得意として認知されている、大切にされている」という実感だ。だから、「内輪のセールスに参加できる」あるいは「優先的に情報が届く」などという特別扱いが重要だ。

 

 

 

いかがでしょうか?「優良既存顧客への手厚い特典」が是か非かを扱った学者の研究は多数あるようです。実務に使えそうでは?

 

 

 

見える未来

書名を見て驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?経済学がビジネスの役に立つと思っていらっしゃらない方が多数ではないかと思っています。私の経験でも、『経営学が経営の役に立つとは限らない』とおっしゃった経営学の大学教授がいらっしゃいました。しかし、本書の主張は、「経済学はビジネスの役に立つ」です。
終章にはこんなことが書いてあります。
ビジネスの現場を知らない経済学者に意見されると、自分たちが今までやってきたやり方でうまくいっていると反発したくなるかもしれない。しかし、利用できるところを利用したほうが結果的に得をする。
では、少し具体的な内容を見ていきます。
★車輪の再発明
自分たちが直面している課題に、過去に直面した先人は必ずいる。「車輪の再発明」だけはしてはいけない。課題を見つけたら、解決方法を検索するのだ。多くの人がいろいろな課題の対処法をネットにあげている。
★顧客関係管理(CRM)
新規顧客開拓と既存顧客維持のどちらにどの程度経営資源を投下すべきか。BtoBでの営業活動の効率化、BtoCでの広告費と販促費の配分、サービス業の新規サービス開始などは、重要な戦略判断だ。CRMは、再現性のある利益獲得のための戦略立案ツールだ。
CRMの基本は、顧客の生涯価値を基本にした次の3点だ。
1.新規顧客獲得:コストに見合う客をコストを掛けて獲得する。営業、広告、販促など各種手段へのコスト配分を決める。
2.既存顧客維持:各顧客が他社に乗り換える可能性や自社顧客であり続ける場合の利益額を踏まえて離脱防止のための施策を打つ、あるいは打たない。
3.上記二つを顧客の生涯価値で統一的に管理する。
★顧客の生涯価値:その顧客は今後どのくらい稼がせてくれるか
その商品を買ってくれた瞬間の利益ではなく、中長期的に見て、どれほどの利益が見込めるのかが重要だ。
★優良既存顧客への手厚い特典はムダ?!
上顧客には割引率を高くしたり特典を設けたりすることがある。しかし、本来のCRMで考えると、特にBtoCの場合は、得策ではないことが多い。なぜなら、すでに上得意となっている顧客は、すでに貴社に満足しているのであって、あえて追加投資などしなくても、引き続き大きな利益をもたらしてくれる可能性が高いからだ。
投資すべきは、新たな利益となる新規顧客と、まだまだ自社にもたらしてくれる利益に「伸び代」があるライト~ミドル級の顧客だ。
とはいえ上得意も大切にしなければいけない。ポイントは「上得意として認知されている、大切にされている」という実感だ。だから、「内輪のセールスに参加できる」あるいは「優先的に情報が届く」などという特別扱いが重要だ。

いかがでしょうか?「優良既存顧客への手厚い特典」が是か非かを扱った学者の研究は多数あるようです。実務に使えそうでは?

 

 

今の世の中、先が見えないとよく言います。しかし、見える未来、高い精度で見える未来もあります。例えば、人口減少、老齢化などは確実に起こる未来です。見える未来で大切なものは見ておきたいものです。前項でも未来のとらえ方をご紹介しましたが、もっと簡単にわかる未来もあります。

 

 

コロナでは、大量のコロナ融資がありました。当初の融資当時から倒産が増えるぞという予想はありましたが、実際、今年3月あたりから急増しているようです。今後も続くでしょう。このことはかなり見えていると思います。

 

 

もっと身近な話で言えば、売掛代金が期限通りには、入らなくなる。それは、危険の前触れかもしれません。売掛金の残高が何か月分残っているのかで未来を見ることができます。1カ月分遅れているのか、2カ月分遅れているのか、見ていきましょう。

 

 

売掛金に関していえば、自社の請求書に請求月の残高の表示があるでしょうか?当月分の請求額しかわからないと、きちんともらえているときにはいいのですが、たまってくると問題になります。いくら残高があるのかわからなくなってくるのです。

 

 

新規の取引先についても、いくらか先をみることができます。まず、その会社がどんな会社なのかは、ネットで見ることができますし、会社の謄本をとってもわかります。会社の謄本を取れば代表者の住所がわかりますから、その住所の不動産が社長個人のものなのかどうか、借入金の担保がついているかどうかもわかるかもしれません。

 

 

見える未来は他にもたくさんあると思います。気をつけていきたいものです。

 

 

 

経験則は通用しない

 

 

『情報感度の高い経営者が成功するビジネスをつかみ取る』という特集が日経トップリーダー6月号にありました。変化の激しい時代に経験則は通用しない。世の中の大きな流れをさまざまな情報からとらえてビジネスに生かすという話です。かいつまんでご紹介します。

 

 

★視野を広げる

 

『日本業界地図』と『会社四季報業界地図』。今後はこれまでではあり得なかった業界をまたいだ連携が生まれてくるし、未来の自社の立ち位置や存続を想像しながら、他の業界の動きをチェックしてみるといい。

 

 

★未来をとらえる6ステップ

 

1.国家/自治体ビジョンを把握する:ほぼ確実に来る未来を知る。

 

2.委員会・審議会から未来を想起する:将来有望な分野、課題が見えてくる。

 

3.さまざまな世界の結びつきを知る:業界の垣根がどんどんなくなる。今どこでどんな企業が組んでいるのか、それを意識して情報を見る。

 

4.規制の観点からチャンスをうかがう:国が伸ばしたい市場では、間違いなく規制緩和や強化がある。法改正は新たなチャンスをつかむチャンスだ。

 

5.業界破壊者を知る:将来大きく化けそうな技術、伸びそうな顧客を知ることができる。

 

6.これから何が起こるかのシナリオを描く:1~5のステップを踏まえ、自分自身で未来図を描く。10年後20年後自社はどうありたいか、そのために必要な検討課題を洗い出し、できるところから着手する。

 

 

さて、何から始めましょうか?

 

 

 

『メタバースとWeb3』

國光宏尚著 エムディエヌコーポレーション 197頁 1500円+税

 

 

2021年から今年にかけてメタバースやWeb3が世界的なキーワードになっているそうです。残念なことに私には意味が分かりません。でも、きっと大事な言葉だと思うのです。ということで本屋さんに何冊か並んだ関連本から、文字数が一番少なく思えたこの本を買ってみました。以下、かいつまんで中身をご紹介します。わからない言葉もあるかもしれませんが、気にしないでそのまま読み進めましょう。

 

 

★Webの流れ

 

・iPhoneが発表されたのは2007年、今はモバイルファーストの時代となった。
・メタバースとWeb3によって、バーチャルファーストに向かっている。
・Web1でインターネットが普及し始め、Web2では、SNSや動画共有サービスなどの普及によりReadだけの時代からRead+Writeの時代になった。この時代、データの所有権は巨大IT企業が握っていた。Web3では、所有権が個人であるユーザーに移る。
・Web3の特徴は、ブロックチェーン、NFT、DAO。NFTは、バーチャルファーストなコンテンツフォーマット。DAOは、バーチャルファーストな組織の形。

 

 

★具体例

 

事例①バーチャルライブ
VR空間にライブの臨場感を再現することで、YouTubeや、離れた場所にいながらライブやコンサートを体験できるサービス

 

事例②ファッション・旅行業界
・ナイキ:ゲームプラットフォームRoblox内において、無料の三次元空間を開設しメタバースに参入。モバイル機器に内蔵された加速度センサーを使用し、オフラインの動きをオンラインに反映させる取り組みもある。

 

③金融とGameFi
金融の代表的な事例としてプラットフォーム「コンパウンド」がある。特定の仲介者や管理人を置くことなく、暗号資産の貸し手と借り手がつなげられている。金融機関よりも高い金利で預けられ、保有している資産を担保に別の暗号資産を借りることもできる。管理者を通さないため手数料は安い。
GameFiは、オンラインゲームをすることで、ユーザーが暗号資産を稼ぐことができる仕組み。
コンパウンドにしてもGameFiにしても投機につながることもあり個人の判断で慎重に行うべきだ。

 

④バーチャル渋谷
コロナ禍を背景に2020年に誕生した渋谷区公認のプラットフォーム。コロナ禍によって人が激減した中で渋谷という町を新たに変えていく試み。バーチャルイベント会場とデジタルツイン(ミラー・ワールド)が体験できる。クリスマスイベントや20日間に及ぶライブイベントなどで人気を博した。

 

⑤クラブトークン
ブロックチェーン技術を活用した、これまでにない新しいかたちの「ファンサービス&クラブ応援ツール」。欧州をはじめとする海外では、すでにさまざまなプロスポーツチームで活用されている。しかし、日本の認知度は低く、プロサッカーでは湘南ベルマーレが初の試みとなった。トークンはブロックチェーンで発行・管理され、売買に応じて価格が変動する。

 

 

 

いかがでしたか。大変動です。

 

 

 

補助金・助成金

 

 

補助金・助成金でネット検索するといっぱいヒットします。IT導入、消費税改正、コロナ、電子帳簿など取り組まなければならないことがいっぱいあることに関係しているのでしょう。

 

補助金、助成金について、注意しなければいけないことがあります。これをすれば補助金をもらえるから、やってみようとか、これを買えば補助金をもらえるから、買おうとかです。補助金をもらうことが目的になると失敗することが多いようです。事業では必要なことと必要でないことを区別しなければいけないのですが、区別する目が補助金によって曇ってしまうのだと思います。リスクが見えなくなるのです。

 

 

したいことがある、必要なものがある。補助金をもらえるか探してみようというのが本来の補助金の活用方法だと思っています。

 

したいこと、必要なものをまず見つける。それから補助金です。したいこと、必要なものを見つけるのは簡単ではありません。ところが補助金をもらうのは、それに比べれば簡単です。何かをすればもらえる、何かを買えばもらえるのです。前項「4つの法則」の「得をするより損が嫌」=「もらわないと損」、「見える範囲で短絡判断」=「買えばいいもの、すればいいことが簡単にわかる」というワナが補助金、助成金にはあります。

 

 

ただ、「補助金、助成金」で検索すると、世の中の動きがわかるというメリットがあります。なるほど、こういうことをすれば補助金をもらえる、ということは、世の中はこういう動き方をしているかもしれない、などです。
とりあえず、検索してみますか?

 

 

 

4つの法則

 

 

日経ビジネス(5月23日)に買わせる心理学という記事がありました。面白いのでかいつまんで紹介いたします。

 

1.得をするより損が嫌

 

・住友生命保険:運動習慣を継続するためのバイタリティという保険は、基本料金から15%割り引かれたステータスでスタートする。運動を怠るなどしてポイントを獲得できないと1年後に割引率が縮小する。ポイント獲得のための運動目標設定期間として1週間といった短い期間も用意している。遠くのメリットより近くのメリットの方がインパクトがあるからだ。

 

 

2.見える範囲で短絡判断

 

人間には「自分の経験や記憶を基に、深く考えずにパパっと判断してしまう傾向」がある。

 

 

3.並べ方で変わる印象

 

松竹梅の法則といわれるものがある。価格が高い順に「松」「竹」「梅」と並べられた商品を消費者が購入する割合は、一般的に「松:竹:梅=2:5:3」となるとされる。売りたい商品が竹の位置に来るように価格設定をすればよい。

 

 

4.高い安いはものさし次第

 

人は、基本価格を最初に提示されると、その後に見せられる割引価格を安く感じる。また、「5万円⇒4万円⇒2万円」と複数回にわたり価格を割り引いていく方が消費者により響く。

 

 

 

この日経ビジネスで紹介しているのは行動経済学という分野で広く知られていることです。実際に役立つ経済学です。ぜひ、関連の本を書店でご覧になってください。

 

 

 

『仕事の教科書』

北野唯我著 日本図書センター 156頁 1500円+税

 

 

本書は4つの章からなっています。ひとつひとつが魅力的ですが、第1章「仕事が遅い人」と呼ばれないためのスピードアップ術から紹介いたします。

 

 

法則

 

1.タイミング:3つのすぐ

 

・すぐやる:依頼された日のうちに0.01%でもその作業に取り掛かる
・すぐ出す:期限より早くに提出する
・すぐ答える:その場で暫定回答し、期限を区切って正式回答する

 

―以上3つのすぐは気持ちの問題だからすぐできる。

 

 

2.目標:目標⇒計画⇒行動

 

×:「まずは、とにかく知識を身に着けよう。知識があれば、仕事を速くこなせるようになるはずだから」

 

〇:「まずは明確な目標があって、その目標に向かって努力するための計画があり、その計画を通じて、知識を身につけるという行動をする」

 

 

3.目標:自分で立てるクセ

 

自分で目標を立てることによって、目標⇒計画⇒実行の順序が身につく

 

 

4.分解:細かく分解するクセ

 

何事も分けて考えれば早くなる。仕事が遅い人はほぼ100%分解して考えられない。

 

たとえば、あなたが野球をしているとする。今の最高速度が130キロで、これを140キロにしたい。ここで要素を分解する。「球速=筋力×筋力の出力率×投球フォームの効率性」と分解したとする。次に最大の阻害要因、球速を上げるためのボトルネックがどれなのかを考える。筋力に問題があるとすると、どの筋力に問題があるのかともう一度分解する。肩か、背中か、下半身か。下半身であるとすると、さらにどの筋肉なのかまで分解する。

 

 

5.計測:各タスクに掛けている時間を計測

 

分解したら、要素ごとに客観的に記録する。数字や変化をメモする。記憶を記録に落とし込むのだ。たとえば、メール1本返信するとき、仕事の遅い人は99%の確率で「なににどれくらい時間がかかっているのか」を把握していない。メール返信のタスクは、たとえば次のようになる、①アドレスの入力、②文面のベース作成、③推敲・編集、④チェック依頼、⑤最終チェック、⑥送信。それぞれ時間を計測し、記録する。

 

 

6.セット:目標・分解・計測の法則をセットで使っている

 

 

7.経営と実行分離:自分の中で「経営者」と「実行者」を分けている

 

経営者は「やるべきことを整理する人」、実行者は「整理されたことを実行する人」だ。経営者は、夜やるべきことを列挙し、それぞれにタグ付けする。タグ付けとは、「いつやるのか」「どのように取り組むのか」の目安をざっくりと示すことだ。

 

たとえば、⇒の右側がタグだ。
・Wi-Fiの充電をしておく⇒前日の夜、寝る前にやる
以下章のタイトルです。

 

 

第2章:「わかりづらい」から脱却するための文章化術

 

 

第3章:相手から「Yes」を引き出すための提案術

 

 

第4章:健康と成長を両立させるためのセルフコントロール術

 

 

本書は、実務に役立つ本だと思います。お試しください。

 

 

 

ウクライナ対策

 

 

コロナにウクライナが加わって景気の悪化が懸念されます。さらに、消費税関係ではインボイスの登録事業者制度もすでに始まっています。

 

今後の経営について対策を打ちたいところですが、その際には政府の支援策が使えるかどうか検討していただきたいと思います。ここでは2種類紹介いたしますが、探せばもっとあるかと思います。詳しくはそれぞれの表題で検索してみてください。

 

 

 

★経済産業省「ウクライナ情勢の変化に伴い中小企業・小規模事業者対策を行います」

 

1.特別相談窓口の設置
2.セーフティネット貸付の運用緩和
対象者:社会的、経済的環境の変化等外的要因により、一時的に売上の減少等業況悪化を
きたしているが、中長期的にはその業況が回復し発展することが見込まれる中小企業・小規模事業者
対象要件:最近3ヶ月の売上高が前年同期または前々年同期に比べて5%減少等
対象資金:設備資金及び運転資金
貸付限度額:(国民生活事業)4,800万円
貸付期間:設備資金15年以内、運転資金8年以内

 

 

 

★IT導入補助金2022

 

会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトの経費の一部を補助
・補助対象経費
ソフトウェア購入費、クラウド利用料、導入関連費、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)は左記に加えハードウェア購入費等が対象

 

 

 

ウクライナ

 

 

ウクライナは世界に日本にどう影響するのでしょうか?

 

『日経トップリーダー』4月号に「ウクライナ侵攻、世界経済に波及」という記事がありましたので、簡単にご紹介します。
戦争の長期化は、ロシアのGDPの個人消費を冷え込ませ、消費財・サービス産業を直撃する。さらに西側の激しい経済制裁は、エネルギーと農業を大きく揺さぶり、経済を縮小させる。「今年上期のロシアのGDPは前年同期比で22.5減」という報告がある。

 

 

経済制裁は、ロシアの大手銀行を国際的な決済網から締め出すとともに、ロシアの中央銀行の持つ外貨準備を凍結する。

 

これによって、ロシアは貿易決済に使うドルの調達が難しくなり、対外借り入れ返済の危機に瀕している。通貨ルーブルは、戦争前に1ドル75ルーブルだったのが、3月初旬には140ルーブルと暴落している。

 

原油や穀物価格がすでに急騰しているが、継続する可能性がある。原油は2月1バレル115ドルだが、今年180ドル台に達する恐れもあるという。先進国のGDP成長率は1%割れ、景気急落の恐れもある。

 

 

国際通貨基金の『ウクライナでの戦争が世界地域にどう影響しているか』という記事でも見てみます。ここでも、世界経済全体が成長減速とインフレ加速の影響を受けると記しています。そして、影響の経路は次の3つであるとしています。

 

 

・一次産品の価格上昇がインフレを激化
・周辺諸国を中心に経済混乱、難民急増
・金融環境タイト化、場合によっては新興市場国からの資本流出を誘発

 

 

 

 

『AI時代のキャリア生存戦略』

倉嶌洋輔 BOW&PARTNERS 244頁 1600円+税

 

 

著者はAI/DXコンサルタントです。AIもDXも私の常用している英語辞典には記載されていません。ネットで見ると、AIは人工知能、DXは、デジタルトランスフォーメーションです。とは言ってもその内容はわかりません。

 

本書は、AI時代に私たちが生き延びていく方法について書いています。本書の対象は個人ですが、会社に置き換えて考えてみてください。では、簡単に内容をご紹介します。

 

 

 

AIは、人間の頭の仕組みを応用した技術だ。この技術の急速な発展により、これまで人間にしかできなかった多くの仕事がAI化されつつある。たとえば、いかにも人間の創造性が必要そうな「クリエイティブディレクター」とか飲料メーカーの「商品開発」にも、すでにAIが投入されている。他にも今までは人間にしかできないと思われていた発想系領域や五感を使った領域のようなところにまでAIが進出し始めている。

 

 

人間の職域に入ってくるAIに対して身を守るには3つの戦略がある。

 

1.安全な高台に逃げる「退避戦略」=AIやキカイ化が進みづらい職業に退避する。
2.防波堤を築く「防御戦略」=複数領域の職能に越境し、人材としての希少性を上げて防御を固める。
3.波に乗る「波乗り戦略」=時流に乗れるサービスを作り、波に乗る。

 

 

これら3つの戦略のどれを採用するのかについては、職業のスキルについて、低・中・高に分類してみる。

 

低スキル:マニュアル型業務
中スキル:非マニュアル型業務を行う一般的なビジネスパーソン
高スキル:企業家、小規模企業の経営陣など、マルチスキルの人

 

これら職業分類に適切な戦略は次の通りだ。

 

低スキル:退避戦略
中スキル:防御戦略
高スキル:波乗り戦略

 

 

では、それぞれの戦略の中身を見て行こう。

 

1.退避戦略:この戦略が向いている低スキルな職業とはマニュアル化しやすい。したがってAI化しやすいものである。そこでこのスキルに適した戦略はAIが苦手とする領域に退避することとなる。たとえば、①アロマセラピスト、整体師、②フォトグラファー、③メイクアップアーティスト、美容師、④料理人である。選び方としては、先行事例を調べる、自分の価値観をつきつめる、いままでの仕事や経験の中で気分が高揚したことを思い出し、職業に結び付けるなどという方法がある。

 

 

2.防御戦略:この戦略が適している中スキル型の職業とは、「コンサルタント」「商品企画」のように特定の部署に専門特化した非マニュアル化職業領域だ。医師、エンジニア、デザイナーなどだ。これら経験がものをいう専門職の領域にAIが広がっていく可能性は非常に高い。そこで必要な戦略は、現在のスキルを軸足として、他の領域のスキルを身に着けることだ。AIは、2つ以上の領域に対処することが苦手だからだ。

 

 

3.波乗り戦略:この戦略向きの高スキル型の職業とは、2領域以上のスキルを実務に生かしている職業だ。このレベルではAIを積極的に利用していく波乗り戦略が最適だ。

 

 

 

さあ、どの戦略を採りましょうか?

 

 

トップの仕事

 

 

トップの仕事のひとつは仕事についてのアイデアを出すことだという人がいます。会社は常に新しい顧客、新しい商品を必要としていることを考えると確かにそのとおり、アイデアは必要だと思います。

 

 

アイデアを出す、それだけでも大変なことですが、アイデアの成功率は極めて低いと言います。アイデアの死亡率はカエルの卵なみだと、経営学の巨人ドラッカーは言っています。一つの役にたつアイデアを育てるには、数千のアイデアを生まなければならない。それら数千のアイデアのどれが成長して大人になるかをあらかじめ知ることはできない、最初から現実的であることはないとも。

 

 

ですから、アイデアについて重要なことはたくさん出すことのようです。著名な作曲家、作家などはほとんどが多作であったそうです。たくさんの作品の中に名品が生まれているのです。

 

 

では、アイデアをたくさん出すにはどうすればいいのでしょうか?

 

1. アイデアは数だ
2. どのアイデアがよくて、どれが悪いのかはなかなかわからない
3. 現実的でないからと言って否定してはならない

 

 

まずこの3つを頭に入れて、社員にアイデアを問い、自分でも出す。否定しない。

 

たくさん出ても、忘れてしまっては何にもなりません。保持して成長させなければいけない。ですから記録する仕組みを作ります。ノート、メモ帳でもいいし、パソコンのクラウドを使って社員が誰でも見られるようにしてもいいでしょう。今はいろいろなシステムがあります。

 

 

変化の時代

 

 

私たちの仕事はどんどん変わってきています。岡山でも、真田紐を作っていた会社は、学生服をつくるようになり、ジーンズを作るようになりました。なくなってしまった仕事もいっぱいあります。明治時代人力車を引いていた人たちはあっという間に転職しました。

 

 

世の中は、昔から変わり続けてきているのです。ただ、最近は変化のスピードが速い。大きな変化のひとつは、長寿化です。ここ100年以上、それぞれの年の平均寿命世界第1位の国の平均寿命は10年間に2~3年という驚異的なペースで上昇して来ました。その結果現在20歳アメリカ人男性の祖母が生きている確率は、1900年当時に20歳アメリカ人男性の母親が生きていた確率より高くなっているのです。

 

 

「自分はそんなに長生きしないから心配しないでいい」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、自分で自分の寿命を決めることはできません。「太く短く生きるから、酒も飲むし、タバコも吸うよ」といっても、不健康な状態が長続きするだけかもしれません。「そんなに長生きしないから、時代の変化においついてなくてもいいよ」とおっしゃるかもしれませんが、おいつけなくてわけのわからない時代を生きなければいけない時間が長くなるだけかもしれません。苦しそうです。

 

 

変化の時代にあった生き方は、自分も変化するということだと思っています。問題はどのようにして変化していくか、どの方向に変化していくかではないでしょうか?

 

 

 

『世界の「頭のいい人」がやっていることを一冊にまとめてみた』

中野信子 アスコム206頁 1200円+税

 

 

頭のいい人がやっていることを真似すると、頭がよくなるでしょうか?著者は、脳科学者で認知科学者。世界中のたくさんの「頭のいい人」の姿を見てきた著者が、頭のいい人がどんなことをしているのかを教えてくれます。

 

 

 

★決まった儀式を行う

 

難しい仕事や勉強をするときに、いきなり始めてもなかなか調子が出ないことも少なくない。そんなときは、自分なりの簡単な「儀式」を行ってから物事を始める。最初の5分を集中することでその後何時間もできることがある。

 

 

★いつでも仕事が楽しそう

 

Dさんはノーベル賞候補の研究者。彼は、プレゼンテーションは大好きだが、実験の詳細を詰める作業は苦手。そこで、その作業が得意そうな日本人やドイツ人になりきることでこなしていた。そうすると、なりきることを楽しむことができるようになった。「嫌」を「楽しい」に変えることは難しくない。例えばゲームが大好きなら、嫌な作業を片付けるのをタイムトライアルと考えてハイスコアを出すことに熱中する。

 

 

★本から何でも吸収する

 

本を先生にする。本という先生は怒らない。途中でやめてもかまわない。スケジュールも自分で自由に決められる。少しのお金で、素晴らしい先生たちが、あなたの力になってくれる。

 

 

★飽きっぽいことを知っている

 

自分が飽きっぽいことを知っていたら、それをうまく利用する。飽きたらすぐ別のことに目を向ける。そうするといつも新鮮で、やる気のある状態で楽しく物事にあたることができる。同じことをやっていると脳はすぐ慣れてしまい、飽きてしまうのだ。

 

 

★強気のふりをする

 

人間は、誰か他人が評価するよりもずっと、自分で自分のことを評価し続けている。だから、他人の言葉よりも自分の思い込みのほうが、コンプレックスを強くしているのだ。自分自身が持っているネガティブな自己評価を、誰かの言葉が後押しし、その言葉に同意してしまったときに、人は傷つく。しかし、人間は無意識に「誰かが何かを言ったとしても、自分自身が持っている『自己イメージ』に合致することにしか同意しない」という性質を持っている。その性質をうまく利用すれば、自分自身に対するネガティブな自己評価をなくしていくことで、誰かが何かを言ったとしても、ちょっとやそっとのことでは傷つかない器の大きい自分になれる。

 

 

★集中力を身につけない

 

集中力を身につけるという発想を捨てる。集中しやすい環境作りをする方がずっと簡単で効果的だ。音楽やテレビは消す。耳栓をする。メールやSNSはチェックする時間帯を決めておく。自分の好きな香りを用意する、などだ。

 

 

★身近な目標を作る

 

目標が遠すぎると人間はやる気を継続できない。イメージしやすい身近な目標を作る。「痩せる」ではなく、「毎日体重計に乗る」などだ。努力がすぐに結果になれば、楽しくなってくる。

 

 

 

いかがでしょうか。おもしろそうなもの、使えそうなことがありましたか?本書では多数の項目が紹介されています。書店でご覧になってもいいと思います。

 

 

インフレ

 

インフレ懸念が叫ばれています。日経ビジネス2月7日の記事からかいつまんで紹介します。

 

 

◆アメリカ

 

★99セントピザ値上げ:「99セント・フレッシュピザ」というピザチェーンがニューヨーク市にある。手軽に安く腹を満たせるので低所得層に人気。今まで値上げしたことはなかったが値上げを検討している。

 

 

★シュリンケーション:縮むを意味するシュリンクとインフレーションを掛け合わせた造語だ。価格は据え置くが中身を減らして材料などの値上がりに対抗するものだ。シュリンケーションは以前からあったが、この1年顕著に見られる。例えば人気シリアル「チュリオ」は、21年夏、569gから538gに減った。

 

 

★名前が書ければ即採用:雇用市場に人がいない。ある日系物流大手は自分の名前が書けるだけで即採用している。

 

 

 

◆ヨーロッパ

 

★ガス価格高騰:指標価格オランダTTFは1年前の10倍になった。

 

 

◆アジア
ヨーロッパに比べれば上昇ベースは緩やかであった。しかし、コロナの感染拡大が落ち着き、需要が回復し始めると「インフレドミノ」と無関係ではいられなくなった。

 

 

 

日本でもすでに物価高、物不足、人不足が叫ばれています。コロナが沈静化するのは喜ばしいことですが、これらはますますひどくなりそうな気がします。私たちにはどんな準備ができるのでしょうか?もしかしたら、Schooでヒントが得られるもしれません。

 

 

 

 

無料授業:Schoo

 

社会人は学習を続けなければいけないとはよく聞く話ですが、その流れがコロナで加速しているようです。時代が急変するということが身に染みてわかったこととネットでの学習が当たり前になったことが影響しているのでしょうか?今回は、日経ビジネス2月14日の記事『社会人の学びなおし手助け』の記事とSchooのホームページから簡潔にご紹介します。

 

 

★無料で1時間:毎日午後7時から1時間程度を2~3本生放送。生放送は無料
★有料会員:月額980円で録画分も含め7000本以上が見放題。
★提供分野:個人向けに7400本、企業向けに6500本。どちらも20分野に分かれている。

 

 

 

★カリキュラムの例

 

▼Tech沸騰トピック「SaaSプライシング」
2月22日(火)19:00

 

▼チームが蘇る「問いかけ」の作法
ちょっとした「問いかけ」の工夫でチーム力を高める
2月23日(水)20:00

 

▼デザイン基礎
はじめの扉?デザインってなんでしょう?
2月24日(木)21:00

 

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2月25日(金)21:00

 

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『経済がわかる論点50 2022』

みずほリサーチ&テクノロジーズ 東洋経済新報社 225頁 1800円+税

 

 

2022年が始まってもう1月が過ぎようとしています。今年はどんな年になるのでしょうか?表題の書籍から、暗くない内容を選んで要約してお届けいたします。

 

 

 

★雇用・所得:コロナ禍で対人サービス業を中心に低迷が続いてきたが、2022年には高齢・現役世代の多くにワクチンが普及し、政府によるワクチン接種証明・陰性証明を活用した行動制限緩和も想定されるなかで、旅行や外食等の対人サービス消費は回復に向かう。

 

 

★住宅:2021年前半の住宅着工はコロナ禍と木材価格高騰(ウッドショック)で伸び悩んだが、2022年には緩やかに回復する見通し。家計の資金調達力指数が上昇傾向であり、すなわち資金調達が実施しやすいことに加え、ワクチン普及が進みコロナ禍が住宅市場に与える悪影響は小さくなると考えられるからである。また、テレワークの普及が住宅着工に与える影響は限定的である。

 

 

★日本株:2021年度の企業業績に続き、2022年度には11%、2023年度についても9%の成長が見込まれている。株価は緩やかに上昇していく展開になる。

 

 

★国内長期金利:10年国債利回りは2021年1~3月期にやや上昇したが、低位水位が継続している。2022年に世界経済は回復に向かうのだが、日本の物価は低位傾向が続き、日銀の金融政策は当面変わらない。また、米国金利が上昇しても日本の長期金利への影響は限定的である。

 

 

★為替:2021年のドル円相場は、1~3月円安・ドル高に大きく進展したが、その後上下に振れる展開となった。2022年はどうなるだろうか。日米の金利差を考える。日本の金融政策は金融緩和を維持すると考えられ円金利の上昇は限定的である。一方、米国は経済回復が続くことで金利が上昇するとみられる。すなわち金利差は拡大し、円安ドル高圧力となる。

 

 

★不動産:コロナ禍を受けて2020年にピークアウトした不動産市場は2021年も調整局面が続いた。2022年は、ワクチンの普及を受けた経済活動の正常化に伴い不動産市場も回復に向かう。テレワークはワクチン普及後も一定程度定着するが、オフィスビル需要への下押し効果は大きくない。

 

 

★商品市況:コロナ禍の2020年から上昇に転じており2021年にはさらに高騰した。例えば金属価格は、銅の先物価格が最高値を更新、アルミニウムも資源高ブーム以来10年ぶりとなる高水準まで上昇した。化石燃料は、石炭が2020年初の3倍近くに、原油も急回復した。食料については、トウモロコシと大豆が2020年から2021年の春先にかけて急上昇した。しかし、今後は商品市況の押し上げに寄与してきた財に集中した需要拡大が一服し、商品市況の上昇ペースは鈍化する。ワクチンの普及に伴って接触型・対面型のサービス消費が持ち直し、需要がモノからサービスにシフトすることも原因のひとつとなる。

 

 

 

以上なるべく暗くないものを選びました。より明るい1年にするために、自分でもできることを探し、実行していこうと思います。自分は何が得意なのか、何ができるのかを見つけていこうと思います。

 

 

電気洗濯機

 

 

 

スマホのアプリに「NHKラジオ らじるらじる」というのがあります。このアプリでは車の中でニュースを聞くのですが、ときどき「聴き逃し」も聞きます。以前に放送された番組を一定期間聞くことができるようになっています。少し前に聞いたのが「カルチャーラジオ 科学と人間」という番組です。延々と続くシリーズの中で洗濯機が出てくる話がありました。

 

 

こんな内容です。

 

「洗濯は、家事の中でもたいへんな労働である。時間も労力もかかる。だから、洗濯機の発明は画期的であった。女性が家事の苦役から解放される、はずのものだった。しかし、そうはならなかった。洗濯が容易になったということで、洗濯の頻度が増えたのだ。たとえば何日も同じ服を洗わないで着ていたのが1日着たら洗うようになった。また、洗濯は機械がするようになったのだが水を汲むのは人間、干すのも人間ということで、期待されたほどの効果はなかった。」

 

 

技術の進歩も人間の使い方によっては思うほどの効果が出ないというお話でした。こういった例はいっぱいあるような気がします。移動が速くできるようになったので頻繁に移動するようになった。結果移動に要する時間の合計は増加した。パソコンで事務作業が速くなった。だから、作成する書類の量が増え、事務量が増えた。結果事務に要する時間は増加した。

 

 

同様なことはいくらでもありそうです。便利になったと思えるものをもう一度見直せば、時間の節約、手間の節約ができるものがありそうな気がします。本当に便利になったのか、考え直したいものです。

 

 

 

電子データ保存

 

 

電子データの電子保存は、結局二年延期となり、実施は令和6年1月となりました。国税庁の12月改訂資料が税理士会経由で1月12日に当事務所に到着しその旨明らかになりました。検索⇒電子データの保存法をご確認ください。検索結果の中で「令和3年12月改訂」とあるものがそれです。

 

 

話がややこしいので、電子保存に関する昨年からの流れを簡単にまとめてみます。

 

 

 

★12月6日_日本経済新聞

 

 

領収書の電子保存義務化、2年猶予
経理のデジタル化遅れで
政府・与党は2022年1月に施行する電子帳簿保存法に2年の猶予期間を設ける。電子データで受け取った請求書や領収書を電子保存するよう企業に義務づけるのを延ばす。

 

 

 

★12月10日_自由民主党 公明党「令和4年度税制改正大綱」

 

これは長くてわかりにくいので簡単にまとめます。気になる方は原文をお確かめください。90ページです。税務署長が、電子保存をすることができなかったことについてやむを得ない事情があると認め、かつ・・・場合にはOKとする。
★令和3年12月改訂_国税庁パンフレット

 

令和5年12月31日までに行う電子取引については、保存すべきデータをプリントアウトして保存し、税務調査等の際に提示・提出できるようにしていれば差し支えない。

 

 

 

 

『思考法』

森本貴義著 
扶桑社 210頁 840円+税

 

著者は、オリックス・ブルーウェーブ、シアトル・マリナーズ、WBC日本代表のトレーナーなどを経た健康経営のコンサルタントです。書名のニュートラルは、どこにも寄りかからない確固たる自分で、「ニュートラル」正しい一歩が踏み出せるためのウエイティングサークルだそうです。

 

 

 

「はじめに」に「健康も自信も意識して自分をつくるもの」ということばがあります。とても共感します。また、「健康のためにはこれはやめる、我慢するという立ち位置ではなく、こんなことをすれば楽しい、続ければもっと楽しい。それが健康につながる。身体が元気であれば心も元気になるという考えをもつことです」というのもすばらしい考えだと思います。「健康」を「経営」に変えても「学習」に変えても「運動」に変えてもいいでしょう。

 

 

以下いくらか簡単にご紹介します。

 

★目標を達成するためには小さな行動、ルーティン、型、小さな目標が必要

 

 

営業マンの例
・ルーティン:商談前30分は喫茶店でシミュレーション、商談後の電車で反省事項をメモという習慣。
・型:プレゼン構築時の一連の作業を型にしたがってする
・小さな目標:相手の期待を上回る

 

 

★ルーティンを継続するために

 

・起きる時間と寝る時間を決める:時間は限られている。自分に与えられたもち時間もかぎられている。起きる時間と寝る時間を決めると、そのもち時間を意識でき、ほかのルーティンも組み込みやすくなる。生活のベースである。
・朝のスイッチと夜のスイッチのルーティン化:活動するときと休むときの切り替え。
・ルーティンを守れないことを外部要因のせいにしない。

 

 

★できない⇒こうすればできる

 

私たちができないという場合、大きく分けて三つの理由がある。

 

① 自分ひとりではできない
② 今すぐにはできない
③ 今までの方法ではできない

 

どのようにすればできるのかを考えて実行することが大切だ。

 

① ⇒誰に助けてもらうか
② ⇒期限を延ばしてもらう
③ ⇒どんな方法ならばできるのか考える

 

 

 

★美しい航跡を示すための七つのこと_リーダーの心得

 

①美意識をもつ:プライドをもって取り組み、手抜きなく、仕事の出来栄えが美しい。
②得意なものをもつ:専門知識と技術を人から真似をされないレベルに高める。
③異分野にも興味をもつ:自分を高めるためにアンテナを広げる。
④人前で疲れた姿を見せない:健康管理を怠らない。
⑤潔さを大切にする:いいわけや弁解をせず、挫折をバネにする。
⑥ケアがいき届く:配慮、面倒見、心配りがいき届き、常に感謝を忘れない。
⑦嘘をつかない:清廉潔白。正々堂々、しかも謙虚で礼儀正しい。

 

 

 

電子データ

 

電子データの保存が義務化されます。日本経済新聞などで2年延期の記事が出ましたが、その内容はとても延期といってよいものではないようです。みなさまには、「延期」はないものと受け取っていただきたいと思います。

 

内容が11月のお知らせと重複しますが、大切なことですので掲載することにしました。

 

 

 

★義務化の対象:ネットだけで注文、請求、領収書類等が完結するもの(したがって、紙の形で請求書が相手方からくるものは対象ではない)。アマゾンでの購入、ネットでのJRの支払いなどが相当します。

 

★義務化の内容:上記のものを紙にしないでデータのままで保存すること。メール等で来たものを印刷してもダメ。

 

★データ保存の具体的な内容_最も簡単な方法の例

 

 

① 「電子データ」などの名前でフォルダーを作る。

 

② 次のファイル名を付け、①のフォルダーに入れる。

 

ファイル名は、「取引日付」「金額」「取引先」を含んだものにする。
例:アマゾンから2022年1月8日に3000円の物を買った。
ファイル名⇒20220108_amazon_3000.pdf

 

③ 訂正削除に関する規定を作り①のフォルダーに入れる。

 

国税庁がひな形を発表しています。キーワード「電子取引データの訂正及び削除の防止に関する事務処理規程」で検索してみてください。

 

以上です。実行してみてください。

 

 

 

技術:2022年&2030年

 

 

日経BP総合研究所では「コロナ禍における新事業・新技術に関するアンケート」と称し「2022年、2030に期待できる技術は何か」をテーマにアンケートを取りました。その結果をご紹介します。

 

恥ずかしながら私の知らないことばだらけです。世の中が変化するスピードが速くなっています。世の中を楽しみ続けるために、ここで上がってくることばを頭の片隅に置いておき、内容を知る機会をとらえて行こうと思います。世の中との隔たりが大きくなると追いつくのも大変ですから。2030年に期待される技術については載せる余地がありません。

 

残念です。

 

 

《2022年》に期待される技術
1.m RNAワクチン
2.自動運転レベル3
3.AI医療
4.CO2フリー水素
5.e-Fuel
6.水素エンジン
7.国産医療ロボット
8.量子コンピュータークラウド
9.CCS/CCUS
10.ローカル5G
11.血液1滴でアレルギー検査
12.ウェブ問診
13.AI音声サービス
14.水素の大量輸送
15.ポストLiイオン電池
16.ドローン規制緩和
17.AIによる文字起こし
18.がんスクリーニング
19.量子インターネット
20バイオプラスチック

 

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