日本語テスト

従業員に、「◎◎してください」と言ってもしてくれない、あるいはまったく見当はずれのことをされてしまったという経験はないでしょうか?ネットで気になる記事を見つけたので紹介します。(検索⇒日本語が読めない日本人は案外いる)


記事は、いきなり例題で始まります。

問①次の2つの文が表す内容は、「同じ」でしょうか、「異なる」でしょうか。 ・幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた ・1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた


全国の中学生857人の正答率は、なんと57%、驚異的な低さです。『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の著者、新井紀子氏が開発した「リーディングスキルテスト(RST)」が今、教育機関や企業から熱い視線を集めているそうです。


この例題をネットで見ることができます。「教育のための科学研究所」
え、これがわからないの?という問題が続いています。


ネットにはこんな例題も載っています。

問②近畿地方を中心に、領主や鎌倉幕府に従わず、年貢を奪う武士があらわれた。 年貢をうばうのは(   )である。   選択肢:  鎌倉幕府、武士、近畿地方、領主

        (解答_①異なる、②武士)


社長の指示が理解できない社員が入ってきたら困ります。入社試験に使ってみてはいかがでしょうか?

土地建物△795万円で落札

この表題の意味がわかるでしょうか?795万円くれるのであれば、土地と建物をもらってやろうということです。こんな入札が成立したのです。びっくりしませんか?(検索⇒マイナス795万円で落札)


物件は、埼玉県深谷市の廃校となった小学校の体育館と敷地1500平方メートル。資産売却で自治体側がお金を支払う「マイナス価格」で落札されたのは全国初。これまで2回入札にかけたが応札がなかったそうです。体育館の解体費が土地の評価額をうわまったため、市は予定価格をマイナス1340万円としたということです。


お金を払ってでも土地を処分する。それは、そっちの方が得だからでしょう。今回のこのニュースが、これからの動きのきっかけになるような気がします。すでに何年も前から、土地の処分に困って、寄付するということがあります。それに加えて、お金を払ってでももらってもらうということが広がるかもしれません。「土地神話」ということばがすでに神話、伝説になっているように思います。


土地をたくさん持っていらっしゃる方、中でも固定資産税を払うばかりで将来も役に立ちそうにない土地を持っている方は、ただでもらってもらう、あるいはお金を払って受け取ってもらうようになるかもしれません。


岡山でもすでに、ただで土地をもらってもらう、あるいはお金を払うから不動産をもらってくれということが起こっています。


この記事は、世の中の変化が激しく、早くなっているということの例として取り上げました。今後もこの傾向は続くでしょう。対処するためには、頭を柔軟にしていく努力が必要だと思います。

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