ブライアン トレーシー著

本書では、強い企業で採用されてきたさまざまな手法を紹介しています。その中からいくつかご紹介します。
本書の第1章は「今いるところから始める」です。ここでは現状認識がたいせつだといっています。現状を誠実にありのままに把握するために7つの問いが用意されています。

 

1.会社で今、絶好調なのは何か?あなたを最も幸福にしているのは?
2.会社で今、うまくいっていないのは何か?
イライラと欲求不満を引き起こす原因となっているのは?

3.いちばん大切な製品、市場はどれか?利益の最大の柱となっているのは?
4.いちばん大切な人材はだれか?利益の大部分を稼ぎ出しているのは?
5.あなたならではの才能、スキルは何か?あなたの成功に最も貢献してくれているのは?

6.市場で今生じている主要な変化とは何か?それに対応するため、どんな手を打つべきか?
7.人材、顧客、市場、製品、サービス、そして自分自身に関して
あなたの前提のかなめになっているのは?
もしそれがまちがっていたら?そのときどうする?

 

以上の問いに答えることで現状を把握して対策をとるわけです。
たとえば、1のうまくいっているところは伸ばす
2のそうではないところは廃止する、などです。

 

第4章では「何が望みかはっきりさせる」ということでGOSPAを紹介しています。
GOSPA
・G(goalゴール):最終的に成し遂げたい結果はなにか?最終目標。

・O(objective目標):ゴールを達成するまでの道しるべとなるいくつかの中間目標
・S(strategy戦略):中間目標を達成するための戦略
・P(plan計画):戦略達成のための細かい具体的な計画
・A(action行動):プランを実行すること。

 

ゴスパ、ようするに大きな目標をたて、それを日常レベルの行動に落とし込めということです。

 

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