佐藤 優著
著者は、2002年に鈴木宗男事件に連座して投獄された
ノンキャリアの外交官です 。
この人がすごい
何がすごいって、
獄中で迷うことがある
そうすると、
「自分の真の目的はなんだったのか」
と自問するんです。
そして、自分の真の目的をはっきりとつかんでから
迷っていることへの判断をする。
目的のひとつは、原理原則を大事にする。
筋を通すということです
そのために保釈されなくてもかまわないというのです。
それからもうひとつは、国策逮捕に関する彼の考え方
なぜ鈴木宗男が逮捕されなければならなかったのか
そういったことが興味深く書かれていて非常におもしろい
そして、こういった著作によくある恨みつらみなどいっさいない。
深くじっくりと味わえる本
知的な興奮を味わえる本である。