マッテオ・モッテルリーニ著 紀伊国屋書店 9784314010542


心理学についてのエッセンスがいっぱいだ。
こういうことを知っておくことで自分をより
客観的に見ることができるようになるだろう。

人を操作したいときにも使えそうだが
気をつけないと賞もない人間になってしまう。

そうなると信を失うだろう。
やはり自重用、自省用に使わなければいけない。

項目を見て、内容を説明できるようになりたい。
あるいは、いろんな事象をみて、たとえば、
これは「予言の自己成就」とかつぶやいてみたい。

・予言の自己成就<ロバート・マートン
個人が自己の予測や願望に沿うような行動をとった場合
社会現象としてそのとおりの結果が出現すること

・ピークエンドの法則<カーネマン
記憶は、ある経験のよしあしを判断するとき
その出来事全体の継続時間には関係なく
その経験がもっとも強烈だったとき
および、その経験の最後の時間に焦点をあてる

・注意力の焦点化効果
ある特定部分だけに注意を払うよう誘導されると
そのことだけで全体を判断したり、行動してしまったりする

・自己奉仕的バイアス
ある行動や事象の意味を解釈する際に、成功しても失敗しても
自分に都合のよいように判断をゆがめること。

このことで自尊心を高めたり、逆に責任回避をする。

・バーナム効果、フォアラー効果
だれにでも当てはまりそうな曖昧で一般的な性格に関する記述を
自分だけに当てはまるものとして受け止めること。

・ハロー効果<エドワード・ソーンダイク
ある対象を評価するときに、ある顕著な特徴にひきずられ
他の特徴をもポジティブあるいはネガティブに歪んで評価してしまうこと

・願望的思考
起こって欲しいと願っている事象の生起確率を高く見積もり
逆に起こってほしくないと思っている事象については低く見積もること

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