概要

経営強化法

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『中小企業等経営強化法』という法律が7月1日に施行されました。
一定の『経営力向上計画』を作成し、認定されることによって固定資産税の軽減措置や各種金融支援が受けられるというものです。詳細はネットで『経営強化法 支援』を検索すると見ることができますが、ここで簡単に内容を紹介いたします。

まず、申請は、社長が自分で書けるように簡素化を図ったということで、申請用紙はA4用紙2枚です。
さらにその中心である具体的な実施事項を記載するスペースはA4用紙1枚です。
では、どんなことを書けばいいのでしょうか?記載に苦労しそうなのは、次の1項目だけで、A4用紙半分ほどのスペースが割かれています。

「経営力向上の内容:実施事項(具体的な取組を記載)」

記入に当たっては、「事業別分野指針」というものが用意されていて、製造業、卸・小売業、外食・中食、医療、介護、自動車整備などの事業別に生産性向上の具体例などが記載されており、参考にすることができます。
また、各種の助成金審査の際には、採択されやすくなるということもあるようです。

経営力向上と聞くと、とっつきにくい気もしますが、売上増加、利益増加と言葉を置き換えれば、すべての会社が考えなければならないことですから、この「経営強化法」を利用して、方策をまとめ、応募してみるのはいいことだと思います。

やってみようかと少しでも思われたら、澤根にご連絡ください。お力になれると考えています。

マーケティング4つのP

marketing4

マーケティングでは、販売増加を製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)で考えることが一般的です。これを4Pといいます。

要するに、どのような商品、サービスを、どのくらいの価格で、どの店舗・販売戦略で販売するのか、そして、そのことをどのように宣伝し、販売促進をしていくのかを決めるわけです。
マーケティングを4つの事項の組み合わせで考えます。

製品

・多様性
・品質
・デザイン
・特徴
・ブランド
・パッケージング
・サイズ
・サービス
・保証
・返品 プロモーション
・販売促進
・広告
・販売力
・広報・宣伝
・直接販売

価格

・標準価格
・割引
・許容度
・支払期限
・信用取引条件

流通

・チャネル
・流通範囲
・品揃え
・立地
・在庫
・輸送

プロモーション

 

例えば、「価格」を下げないことを前提にすると、「製品」では、サービスを向上させる、返品をしやすくする、「プロモーション」では、商品力の宣伝を強化する、「流通」では、品揃えをよくするなどです。
売上の増加は、いつでも大切な課題ですが、なんとなく考えるよりは、4つに分けて考えた方がいろいろなアイデアが出やすいでしょう。
(参考『大学4年間の経営学が10時間で学べる』高橋伸夫著、KADOKAWA)

 

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