著者 和田秀樹 祥伝社黄金文庫 p.220


頭に悪い影響を与えるのは、「やる気が出ない」とか 「何をしていてもつまらない」とかいった感情のふれだと著者はいいます。

この感情のふれを乗り越えるために必要なのが、「習慣づけ」である。       習慣づけには、ふたつある。
「行動を変える」「モノの見方を変える」ということだ。

人には、生まれついての能力の差なんかほとんどない。       「頭がいい、わるい」の差をつくるのは「習慣」だ。

以上のように著者は習慣の大切さをのべています。

さて、行動については、行動療法の話をしています。

行動療法
行動療法というのは、トラウマなどのための精神科の治療法です。

「どんなに親が憎たらしくても、どんなにトラウマがあって心が不安になっても、今やるべきことに集中するように、仕向けていくことだ」
ある種の行動によって行動を変えて、その行動を習慣づけると、 だんだん症状が改善されていくということです。
つまり、むつかしいこと、ややこしいことを考えずにとにかく好ましい方向に 行動を変えていき、それが習慣になるまで続けろということでしょう。

つぎにモノの見方を変えるということですが、       人にはそれぞれ何らかの思い込みがある。
思い込みを持ってモノを見ていると、どんどんそういうふうにモノが見えてくる。
この「思い込み」を脱するために何をすればよいかというと、メモを取るのである。

書くと客観的になることができる。
それを見ていると落ち着く

以上のように思い込みから脱する手段としてメモを勧めています。
考えているだけだと、それは頭の中の作業です。 頭の中にあるうちは、「自分」です。
自分を客観的にみることはむつかしい。
でも、いったん紙に書いてしまうと、自分の体から離れてしまって、 それは、「紙」になってしまう。
書いてあるものは自分ではない、別のものです。

ですから、クールに眺めることができる。 そして、思い込みから脱することができるというわけです。

まず行動をかえる。
まずメモをする。

この二つで、習慣を変えることに挑戦してみましょう。