概要

『最高の体調』

鈴木祐著 クロスメディア・パブリッシング 287頁 1480円(税別)

 

 

本の扉にこうあります。「この本の目的は、あなたの日々の不満や不調を根こそぎ解決し、あなたが生まれ持つ最大のパフォーマンスを引き出すお手伝いをすることです」。著者はサイエンスライターです。自らの体調とメンタルを改善するためにさまざまな文献を参考にし、体験を重ねてその成果を書いたものです。いくつかご紹介します。

 

 

★身体不調対策
・自然との接触を増やす
・人間関係改善
・食物繊維をとる
・睡眠の改善

 

 

★不安対策
・リアプレイザル:スピーチの直前にストレス反応が起き始めたら「楽しくなってきたぞ」「興奮してきたぞ」と自分に言い聞かせる。私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる。自分のストレスをいかに言葉や思考に変換するかで、感情を再構築できる。

 

 

・良質な睡眠をとる:
-日中は日の光を浴び、夜は暗くする
-アイマスクと耳栓を使う
-運動する:歩くなど軽い運動でOK

 

 

・自然に触れる
-近くの公園に行く
-観葉植物
-スマホの自然音、自然画像

 

 

★遊び:現代人の問題を解決するには、仕事・育児・勉強といった人生のあらゆる面を「遊び化」していく必要がある。

 

 

★ルール化
・ルール化することで“いまここ”に集中できる
-精肉工場:51分の労働と9分の休憩
-プログラマー:50分の作業と7分の休憩
-ポモドーロ:25分の仕事と5分の休憩

 

 

★未来を刻む「3のルール」
1.今日やりとげたいことを毎朝3つ書き出して実践
2.今週やりとげたいことを週の頭に3つ書き出して実践
3.以下、今月やりとげたいことを月初めに、次に、今年やりとげたいことを年始に、それぞれ3つ書き出して実践
4.毎週末にレビューを行い、うまく行った点を3つ、改善できる点を3つ書き出す

 

 

★プロジェクトの上位分析:自分の価値観発見
1.したいことを決定する
2.なぜしたいのかを考える
3.2はなぜなのかを考える

 

 

1の上に2,3を書いていき5つか6つさかのぼる。あとは最上位の価値観に基づいて毎日の暮らしをコントロールしていく。次の例では、最上位の価値観は[安心して暮らす]なので、安心して暮らすために毎日の暮らしを設計する。

 

 

[安心して暮らす] ↑  (目的は?)      ↑(目的は?)
[金を稼ぐ]              [***] ↑  (目的は?)      ↑(目的は?)
[仕事の効率アップ]           [***] ↑  (目的は?)      ↑(目的は?)
[体調をよくする]             [***] ↑  (目的は?)      ↑(目的は?)
{健康になる]          {体重を減らす] ↑  (目的は?)  ↑
[食べ過ぎを止める]

 

 

★プロジェクトの下位分析:自分の価値観
上位分析とは逆に、[食べ過ぎを止める]にはどうしたらいいかを下に書いていく。一番下に出てきたものを実行する。

 

 

 

思考ツールを役立てる

思考ツールを役立てる

 

思考ツールは、課題解決の役に立ちます。課題がなければ使いようがないのです。では、解決すべき課題を書き出してくださいと言われてすらすら書き出せるでしょうか?書き出したことがあるでしょうか?

 

 

思考ツールを最初に役立てる課題、それは解決すべき課題を見つけることかもしれません。

 

しかし、ご安心ください。私たちには解決すべき課題がしっかりとあります。事業の利益確保です。これで少し考えて行きましょう。「利益を増やす」では、課題として漠然としすぎていますので、まず細かくすることを考えます。

 

 

「考える」の基本は、先ほど思考ツールの共通項として見つけた「書くこと」だと思いますので、書いてみます。

 

 

利益は、売上から経費を差し引いたものです。経費は、仕入とその他の費用(販売費および一般管理費)からなります。こうなります。

 

 

利益=売上―(仕入+その他の費用)
増やすを↑、減らすを↓で示すとこうなります。

 

 

利益↑=売上↑―(仕入↓+その他の費用↓)

 

 

さらに、細かくして見ましょう

 

 

売上↑=売上個数↑×単価↑、顧客数↑×顧客単価↑

 

 

思考ツールのひとつ、表を使ってみましょう。

 

 

項目 実施方法
売上個数↑
単価↑
顧客数↑
顧客単価↑

 

 

もちろん、単価↓かつ顧客数↑で利益を増やす方法などもありますが、ここでは省きます。

 

 

書くコツは、長い文章をかかない。短い言葉、あるいは単語を使うことです。書き出すと、新たな課題が次々とでてくるかもしれません。そういうときは、ネットで「思考ツール」を検索しましょう。

 

 

『すごい思考ツール』

小西利行著 文芸春秋 303頁 1800円(税別)

 

 

著者はコピーライター。主な仕事に「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」「モノより思い出」などの1000を超えるCM・広告作品があります。著者は言います。「思考ツール」を持たずに仕事をするのは、バットを持たずにバッターボックスに入るようなもの。思考ツールのいくつかをご紹介します。

 

 

★お金がかかるアイデアはアイデアではない:「お金があれば成功できるのに」と思っているマインドの人は、多くの場合お金があっても成功できない。アイデアとお金は密接に関係しているようで、実は赤の他人。

 

 

・2012年「はなまるうどん」:「期限切れクーポン大復活祭」日本全国どんな期限切れクーポンでもお好きなメニューが50円引きとすることで、「紙切れ」を「金券」に変えた。
(澤根の問い:金額的には50円値引きと同じですが、こうすることの意味は何でしょう)

 

 

★「離見の見」(りけんのけん):能楽の祖、世阿弥が、舞台には我見(がけん)と離見があるとした。我見は役者自身の視点で、離見は観客の立場から自分を見る視点、すなわち客観的に全体を見る力。まず、「相手のために」と「相手の立場で」はまるで異なり、真逆の答えになることすらある。相手のために、という思考には自分の都合のいいように肥大化してしまうワナがある。好きな人のために大きな花束を抱えてデートに行き人前で渡したら、ドン引きされるかもだ。「相手の立場にたって」開発した製品、サービスも、相手が使った反応を見て、何度も見直し、磨き上げるのが望ましい。

 

 

★ホワイトかけ算メモ:「できること」×「好きなこと」_以下例示

 

1.解決する問題を決める

 

2.「できること」を左側に書き出す

 

3.右に「好きなこと」を書く

 

4.左右のことばを掛け合わせる
本屋にもっと若者が来るようにする
・立ち読み
・書籍の配列
・POP職人
・AI・POP職人
・立ち読みマッチングアプリ
・書籍の配列占い ・AI
・マッチングアプリ
・占い
奇抜なものを含めて大量のアイデアを作りそこから大当たりを選び抜く手法

 

 

★「ブラック割り算メモ」:「世の中の不満」÷「企業の技術」。「不満」というブラックな感情をベースに、ヒット要素の高いアイデアを生むメソッド。

 

1.解決する問題を決める_以下例示

 

2.「一人暮らしでの生活の不満」を左側に書く

 

3.右に「提供できる技術」を書く

 

4.左右をぼんやり見ながら「不満を技術で解決できそうなもの」を書き出してみることばを掛け合わせる

 

1人暮らしの若者に支持される家電をつくる
・リモコンがない
・隣がうるさい
・賞味期限切れの食品が多い
・逆位層の音波で隣の騒音を抑えるスピーカー
・ゴミを見分けてすてるAIゴミ箱
・おーいと呼べば、はーいと答えるリモコン ・アクティブノイズキャンセル
・AI
・音声認識

 

 

★プレゼンの必勝方程式、「課題⇒未来⇒実現案」
普通のプレゼンは「課題⇒解決案」だが、そこに未来を入れ込む。未来の提示がないと人はワクワクしないし、何より未来の姿がなければ「解決方法」を選ぶ基準がないからだ。
課題:今こうですが、

未来:こうなりましょう

実現案:この方法で

いかがでしたか?最後のプレゼンの方程式、課題⇒未来⇒実現案は、そのまま簡単な思考ツールとして使えそうです。

 

 

 

夏バテ防止!

著者はコピーライター。主な仕事に「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」「モノより思い出」などの1000を超えるCM・広告作品があります。著者は言います。「思考ツール」を持たずに仕事をするのは、バットを持たずにバッターボックスに入るようなもの。思考ツールのいくつかをご紹介します。
★お金がかかるアイデアはアイデアではない:「お金があれば成功できるのに」と思っているマインドの人は、多くの場合お金があっても成功できない。アイデアとお金は密接に関係しているようで、実は赤の他人。
・2012年「はなまるうどん」:「期限切れクーポン大復活祭」日本全国どんな期限切れクーポンでもお好きなメニューが50円引きとすることで、「紙切れ」を「金券」に変えた。
(澤根の問い:金額的には50円値引きと同じですが、こうすることの意味は何でしょう)
★「離見の見」(りけんのけん):能楽の祖、世阿弥が、舞台には我見(がけん)と離見があるとした。我見は役者自身の視点で、離見は観客の立場から自分を見る視点、すなわち客観的に全体を見る力。まず、「相手のために」と「相手の立場で」はまるで異なり、真逆の答えになることすらある。相手のために、という思考には自分の都合のいいように肥大化してしまうワナがある。好きな人のために大きな花束を抱えてデートに行き人前で渡したら、ドン引きされるかもだ。「相手の立場にたって」開発した製品、サービスも、相手が使った反応を見て、何度も見直し、磨き上げるのが望ましい。
★ホワイトかけ算メモ:「できること」×「好きなこと」_以下例示
1.解決する問題を決める
2.「できること」を左側に書き出す
3.右に「好きなこと」を書く
4.左右のことばを掛け合わせる
本屋にもっと若者が来るようにする
・立ち読み
・書籍の配列
・POP職人
・AI・POP職人
・立ち読みマッチングアプリ
・書籍の配列占い ・AI
・マッチングアプリ
・占い
奇抜なものを含めて大量のアイデアを作りそこから大当たりを選び抜く手法
★「ブラック割り算メモ」:「世の中の不満」÷「企業の技術」。「不満」というブラックな感情をベースに、ヒット要素の高いアイデアを生むメソッド。
1.解決する問題を決める_以下例示
2.「一人暮らしでの生活の不満」を左側に書く
3.右に「提供できる技術」を書く
4.左右をぼんやり見ながら「不満を技術で解決できそうなもの」を書き出してみることばを掛け合わせる
1人暮らしの若者に支持される家電をつくる
・リモコンがない
・隣がうるさい
・賞味期限切れの食品が多い
・逆位層の音波で隣の騒音を抑えるスピーカー
・ゴミを見分けてすてるAIゴミ箱
・おーいと呼べば、はーいと答えるリモコン ・アクティブノイズキャンセル
・AI
・音声認識
★プレゼンの必勝方程式、「課題⇒未来⇒実現案」
普通のプレゼンは「課題⇒解決案」だが、そこに未来を入れ込む。未来の提示がないと人はワクワクしないし、何より未来の姿がなければ「解決方法」を選ぶ基準がないからだ。
課題:今こうですが、
未来:こうなりましょう
実現案:この方法で
 いかがでしたか?最後のプレゼンの方程式、課題⇒未来⇒実現案は、そのまま簡単な思考ツールとして使えそうです。

 

 

暑い日が続いています。そして、もう少し続きます。しかし、なんとか元気に乗り切りたいものです。そこで、「ドクターが指南!夏バテを招く『やってはいけない生活習慣』」というのをご紹介します。(https://www.elle.com/jp/gourmet/gourmet-healthyfood/g40355738/summerheat-lifestyle-habit-220624-hns/

 

 

1 冷房が効いた部屋に長時間:除湿モードにするか、あるいは隣の部屋のエアコンから冷気を入れるか工夫して、冷えすぎを予防。

 

 

2 汗をたくさんかいた状態で、水分をたくさん摂る:水分を摂りすぎると、過剰な発汗、頻尿や下痢といったトラブルにつながる。夏から秋、1日の摂取量は体重1kgにつき25~30mlを目安に。

 

 

3 冷たいものを食べたり飲んだりする:
冷たい物を摂りすぎると、「胃腸熱」を誘発する。この熱が体の乾燥症状をもたらし、皮膚の乾燥、ドライアイや便秘などの原因に。常温や温かいものを飲食するように心がけて。

 

 

4 朝いちばんにフルーツやヨーグルトを食べる:朝の空腹時に甘いフルーツを食べると、胃酸の分泌を過剰に促し、ヨーグルトの吸収を妨げ、また胃腸に負担をかけてしまう。先に朝食をしっかりと噛んで食べ、胃腸の働きを活性化させてから、食後に食べる

 

 

5 遅寝遅起き:早起きして日光を浴びると、体の陽気を助け疲れにくくなる。疲れを感じたら、午後1時頃に15分ほど昼寝をすれば、疲労の回復にも役立つ。また、しっかり睡眠をとり、腸を休ませることにより、自律神経、免疫力、水分の調整機能を増進できる。

 

 

6 食事中、水を飲みながら食べる:こうするとよく噛まないまま飲み込んでしまうことが多く、胃腸に負担がかかる。ひと口につき、なるべく30回ほど咀嚼するよう心がける。

 

 

7 早食い:咀嚼回数が少なくなり、胃腸への負担が増加。のどごしがよいそうめんなどをよく噛まずに食べることで、ますます胃腸が疲れる。

 

 

8 おやつに甘いものを食べる:空腹時に甘いものを食べると、胃酸の分泌が過剰になり胃腸への負担が増えてしまう。また、甘いものの過剰摂取は「胃腸熱」をもたらし、腸に熱がこもることで、肌の乾燥、便秘、むくみなどのトラブルが発生。

 

 

9 夜、お風呂で熱めのお湯につかる:体を休めるべき夜に、熱いお風呂に長く浸かるとかえって体が疲れてしまう。ゆっくりお風呂に入りたいときは、夕方早めに入るのが理想的。

 

 

10 朝、ジムでハードな運動をする:汗をたっぷりかくようなトレーニングは脱水の原因に。朝の運動は、早歩きの散歩程度に。屋内で、片脚立ちするだけでも充分。上げているほうの脚の膝を90度に曲げて1分キープするだけで、しっかり活性化。

 

 

11 夜8時以降に夕飯を食べる:日没以降は体を休める“陰”の時間。そんなときに、副交感神経が優位に支配する消化器系に仕事をさせると、摂ったカロリーは全て吸収され「胃腸熱」も盛んに。また、睡眠の質もこの熱の影響で下がってしまうので、夜遅くの飲食は控えめにするのが基本。夕食は、夜7時までには食べ終える。

 

 

【豆知識】夏は苦いもの、赤いものを積極的に食べる:養生のためには、ゴーヤやセロリなどの苦いもの、トマトやパプリカなどの赤いものを摂るのがおすすめ。また残暑の頃には、カボチャやさつまいも、人参などの黄色いものが胃腸の働きをサポートする効果がある。

 

 

 

『はかどる技術』

鈴木邦成著 フォレスト出版 293頁 1650円(税別)

 

 

本書は、「人並みに努力しているが結果がでない」「忙しすぎて自分の時間が持てない」などの悩みを抱えている人のためにかかれた本です。著者は物流の専門家で、「モノの流れ」を研究しています。物流の流れに問題が生じるのは、滞りが発生した時。滞りは、クリスマス、お歳暮などピーク時に発生する。仕事や人生も同じ。滞り(とどこおり)をなくすためには、ピーク時を作らないようにするのが大事。その観点で本書は書かれています。内容をかいつまんでご紹介します。

 

 

★急げばいいというわけではない:「早めに仕上げてしまう」は大きな滞りを生む要因となる。金曜日が締め切りの仕事を月曜日にしてしまうとする。他の人がその仕事に目を向けるのは金曜日の直前だ。だから、金曜日の直前に変更点が出てくる可能性がある。早めに作業を仕上げるやり方は、一見効率的に見えるが、急に状況が変わったときに柔軟に対応できない。締め切りに合わせて、その直前に仕上げる方が結局は効率的になる。

 

 

★しっかり休むほうが処理能力はあがる:長時間の作業で疲労すれば、エラーが発生しやすくなる。作業効率や理解度も大きく落ちる。「疲れ切ったあとの30分は、疲労前の5分に劣る」

 

 

★タイパ(タイムパフォーマンス)を良くしたいなら、仕事とプライベートは切り替えるな:平日と週末で仕事とプライベートの区別をつけるのは得策ではない。タイパも悪くなる。週末に休みモードに入ることで金曜日の午後は効率が落ち、月曜日はエンジンをかけなおさなければならない。金曜日の午後と月曜日の午前が非効率になり、合計まる1日損する。

 

 

★会議:会議の「つまらない」は受け入れ、会議の「長い」を徹底して改善。長い会議となる原因の一つに、「そういえば・・・」「話は変わりますが」などの切り出しで始まる雑談がある。よくない会議の典型だ。

 

 

★面倒見のいい上司はタイパが悪く、放任主義の上司はタイパが良い:「ノーサービス・イズ・グッドサービス」、サービスしないことが最善のサービスという考え方。「上司からは何の指示もない」ことが、結果として滞りを防ぐ。「部下には手取り足取り教えなければならない」「逐一報告してもらわないと次の指示が出せない」などと考えることが大きな滞りを生む。

 

 

★資格取得:リスキリング、再学習の重要性が注目を浴びているが、リスキリングに役立つのが資格取得。「その資格があれば何ができるか、それができることでどんなメリットがあるか」ということを考える。取得しやすいものから取得していく。たとえば、運送会社の営業車では「乙4」という資格が必要だ。これは、2~6カ月の勉強で合格する学生がほとんどだ。この資格を取得することでより上級の資格の勉強方法もわかるし興味も湧いてくる。勉強は、細切れの分散学習、スキマ時間学習、集中は6割程度。あまり集中しすぎないのがコツ。YouTubeも活用できる。

 

 

★一カ月で取れるものから取れ:ハードルの低いものから取る。簿記3級、ウエブデザイン技能士3級など。

 

 

★目標にしがみつくな:目標を達成すること自体にはほとんど意味がない。目標というのはあくまで目安にすぎない。また、目標を達成することに満足すればそこで発展は止まってしまう。

 

 

 

いかがでしょうか?使えそうなものはありましたか?勉強癖を付けるためには、やさしい資格を取るのはいい方法だと思います。

 

 

 

『エブリシング・バブル』

エミン・ユルマズ著 プレジデント社 197頁 1700円(税別)

 

 

「デフレからインフレへの転換に伴い、これから日本人の給料は上昇する。さらにグローバル資本が殺到し、2050年には日経平均は30万円になると、私は数年来主張してきた」と本書の冒頭にあります。日経平均30万円!突拍子もない話でしょうか?中身を見ていきましょう。

 

★米中新冷戦:新型コロナのパンデミックをきっかけに欧米諸国と中国の関係は悪化し、中国からグローバル資本、サプライチェーンが逃げ出している。代わりになる国、インフラや人材が揃っていて製造業が盛んな国となると日本しかない。

 

★猛烈な日本買い:グローバル投資が日本に集まる。株だけではなく直接投資も活発化。シンガポールの不動産投資ファンドが、妙高高原スキーリゾートに2000億円超の投資など。
日本にお金が集まる⇒人が集まる⇒情報が集まる⇒地方経済まで活発化⇒様々な問題が解決する。

 

★痛みある変化:
・人口減少+自動化⇒ホワイトカラーもブルーカラーも仕事がなくなる
・インフレ:2050年ころまで続く⇒資産運用⇒株価が上がる⇒あと4年で5万円紙幣

 

★中国
・不動産バブルの崩壊:巨額の不良債権
・未富先老:国全体が豊かになる前に高齢化が進む
・インフラ劣化地獄:急ピッチのインフラ整備でインフラ過剰、メンテナンス必要

 

★中国バブル崩壊⇒原油等デフレ+消費者物価インフレ⇒人民元安

 

★米国の中国とのデカップリング:中国がなくても経済が成立するようにする⇒インフレ

 

★TSMC熊本工場は台湾有事への備え:半導体:台湾に集中しすぎている半導体生産が、台湾有事のリスクから日本に移転する。

 

★米国バブル崩壊:中国バブルの崩壊を上回る規模となる。MSCIオール・カントリー・ワールドインデックスに連動する投資信託を購入している個人が受ける損失も巨額となる恐れがある。
・米国の不動産はすでに下落している。

 

★南シナ海、台湾有事
・ものすごいインフレが襲ってくるリスク
・南シナ海有事⇒原油が入ってこなくなる⇒ガソリンなど高騰
・有事が起きなくて緊張だけならば日本に大きなチャンス

 

★生き残るために必要なこと
・リスキリング:AIにはできない人間ならではのスキルを身につける

 

★これからの投資先
・インフレに強い資産:株式、不動産、金、米国

 

★情報源:
・SNSを2~3
・新聞:自分が興味を持たない分野の情報も飛び込んでくる。大局観を養ってくれる。「史上初」「日本初」「〇年ぶり」などのキーワードが出てきたらその記事をしっかり読む。いずれも世の中の変化を示すからだ。

 

★米国ソフトウエア大手のオラクルが、10年間で80億ドル(1.2兆円)以上の投資を行い、日本でデータセンターの設備と人員を増強する。

 

 

ついつい多くの項目を挙げてしまいました。それだけ、気になることが多かったわけです。みなさまにとってはいかがでしょうか?気になる項目はあったでしょうか?

 

 

思考ツール

 

前項で「思考ツール」という言葉がでてきました。そもそも思考ツールとは何なのでしょう。検索してみました。トップの方に出てくるほとんどが教育関係だったのでびっくりしました。現在の学習指導要領では、どのように考えればよいかという「考えるための技法=思考スキル」を身につけることを重視しています。その結果出てきたのが「思考ツール」だったのです。子供のため以上に、大人にとっても必要なものだと思います。「よく考えてみないとわからない」とか「ちょっと考えさせてください」という言葉をよく使いますが、考えてみるとは具体的にどういうことなのでしょうか?同じことをぐるぐる何回も頭に浮かべたり、良いと思えるアイデアがひとつ生まれたらそのことばかり考えたりしていないでしょうか?

 

 

思考ツールとは、具体的な考え方を教えてくれるツールのようです。
ネットから思考ツールの名前を拾ってみました。

 

・ベン図~比較する、分類する~
・ピラミッドチャート~焦点化する、抽象化する、構造化する~
・座標軸~分類する、変化をとらえる、評価する~
・表~変化をとらえる、関係づける~
・プロット図~順序だてる、構造化する~
・ステップチャート~順序だてる、要約する~
・くま手チャート~多面的に見る~
・コンセプトマップ~関係づける、関連づける~

 

 

★思考ツールに共通点があります。
・書いて使う。頭の中だけで考えるものではない。
・長い文章を書かない。
・図、チャート、マップなど様式がある。

 

共通点がわかってきたら、使えそうな気がしてきます。

 

 

成年後見制度

 

 

認知症は、すっかりなじみのあることばになってしまいました。親が認知症になったらたいへんです。認知症になれば、本人の意思で財産の管理ができなくなりますし、医療看護など本人の意思表示が必要なものは受けることができなくなります。相続の意思表示もできません。そういった事態に備えて、成年後見人制度というものがあります。後見人は本人に代わって、法的な行為をすることができます。

 

ですから、認知症になる恐れのある親、認知症になってしまった親がいる場合、成年後見人制度は利用を考えてもよい制度のひとつです。

 

成年後見制度には、法定後見と任意後見の2種類があります。

 

★法定後見:本人に判断能力がほとんどない場合に、家庭裁判所が後見人を選任し、後見人の報酬を決めます。家族が後見人に選任されないこともあります。
認知機能が大きく低下した状態で金融機関の口座からお金を動かしたり、配偶者の相続人として遺産分割協議を行ったりする必要がある場合に利用されることが多い。

 

★任意後見:本人に判断能力がある場合に、本人が後見人を選任し契約します。こどもなど家族を選任することもできます。後見人の監督者として、任意後見監督人の選任が必要で、ここに報酬支払の必要が生じます。

 

本人にはまだ判断能力があるが、今後低下の可能性がある場合に利用します。
後見人制度以外には信託という制度もあり、利用されているようです。

 

 

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