澤根の本棚 ステップ・バイ・ステップ バランス・スコアカード経営 [単行本] ポール・R. ニーブン (著), Paul R. Niven (原著), 松原 恭司郎 (翻訳) BSCに関する非常に優れた書籍の翻訳であり、訳もすぐれている。 しかし、原書のmetrics, measures, KPIの訳語を すべてKPIとしているために若干の混乱を生じている。 著者は、BSCと類似の手法を比較し ...
澤根の本棚 これだけは知っておきたい個人情報保護 [単行本] 岡村 久道著 本書は薄いし軽い。 それだけに最重要事項だけがコンパクトにまとめらているようだ。 とはいうものの個人情報保護に関する法律、施行令も おおむねはいっているようだ。一気によんでしまう。 とりあえず持ち歩いて、ぱらぱらとめくってみる。 どちらの使い方にも向いている。 個人情報保護の問題は、業種職種にかかわらず ...
澤根の本棚 古代山城・鬼ノ城を歩く〔吉備人選書2〕 [単行本] 村上 幸雄.葛原 克人著 岡山南部にある大規模な朝鮮式山城についての本。 日本各地に残る朝鮮式山城も含めて 663年白村江の敗戦との関係が述べられている。 通常の歴史書では感じられない当時の緊張状態が伝わってくる。 本書の特長はまた、90ページほどもある写真である。 現地に様子が伺えて楽しい。...
澤根の本棚 ビルマ最前線―白骨街道生死の境 (光人社NF文庫) [文庫] 小田 敦巳著 280ページを超える分量と著者の方がプロではないということで かなり読みにくいものと考えていたがそんなことはなかった。 ほぼ一息でよみおわってしまった。 インパール作戦に関する本は数冊読んでいるが 参加した兵士の書いたものははじめてだった。 飢え、マラリヤ、はだしでの行軍。 死が戦闘ではなく、飢えとマラリ...
澤根の本棚 株主総会 (幻冬舎文庫) [文庫] 牛島 信著 牛島信氏の小説は本書が始めてだ。 花粉症が悪化し、頭の中に鼻水が入ったような状態では ビジネス書を読めない。 なんとか読みやすいものをさがしたかった。 それにはビジネス小説がよいのではないかと思い 書店で平積みされていた本書にであったのだ。 著者は弁護士。 小説ではリストラ社員が株主総会で会社をのっとるとい...
澤根の本棚 『だからお客に嫌われる やってはいけない営業マン16の癖』 マーシャル・ゴールドスミス著 日本経済新聞出版社 1680円221頁 1.人間は本当に変われるのか? 人の行動に永続的でポジティブな変化をもたらすことは可能か? 2.個人の行動を変えたからといって、組織全体の売上や 利益に影響を及ぼすことができるのか? 本書は、この二つの問いのどちらもイエスだといい その手法を説明し...
澤根の本棚 『なぜ、私はBMWを3日に1台売ることができたのか』 飯尾昭夫著 ダイヤモンド社 1470円 著者は、BMWのほかフォード、ジャガーなど新車輸入車を2600台以上販売したトップセールスで、日本一BMWを売った「伝説のセールスマン」としてドイツでも知れ渡っているそうです。 営業とは、お客様に自社の製品やサービスを販売することと考えれば、すべての会社で営業はたいせつです。こ...
澤根の本棚 岡山 税理士 養生の実技―つよいカラダでなく 五木 寛之著 この本を読んでびっくりした。 いままで持っていた著者のイメージがひっくり返ってしまった。 本書で語られる著者独特の健康法は、強烈である。 頭髪にしても腰痛にしても激しい。 しかし、たまらなく面白い。 ぼくが受け取ったメッセージは、健康のためには 自然にしろ、自分で考えろだ。 しかし、本の最後のほうにある養...
澤根の本棚 岡山 税理士 失踪日記 吾妻 ひでお著 自分もちょっとだけ放浪生活をしたことがある。 でも本書ほどのことはなかった。 ちょっとだけ知っているせいかもしれないが 著者の生活の様子を本書で見ると、ほんとに怖い。 こんなことできないと思った。 本書には失踪以外のことものっているが、そっちも参考になった。 読む人によって、この本から何を得るのかが ず...
澤根の本棚 『小が大を超えるマーケティングの法則』 岩崎邦彦著 日本経済新聞出版社 1785円246頁 本書は、大規模な消費者リサーチに基づいて 小さな企業のためのマーケティング戦略を説明したものです。 おもしろいところをまとめてみます。 ★「何を」売るのかではなく、「なぜ」買うのか こちらの都合でいくら売り込もうと思っても、消費者が買いたいと思わなければ買わない。...