先日出張したときに、久しぶりに友人と話す機会がありました。
彼は中堅企業の不動産部門の責任者です。
彼からはいつも新鮮な話を聞くことができるのですが、先日はまた格別でした。
その話をかいつまんでお話します。
・20%は新しい物にする
新しいマンションを作るときは、必ず20%は、新しいものを使うようにしている。
そうしておくと社員は新しいものに慣れる。
変化に慣れるんだ。
いつも同じものを使っていると、気がつくと時代に取り残されてしまっている。
20%は、新しいものを使う。
使わなければいけないから、新しいものを研究する。
失敗はもちろんある。
しかし、その失敗は必要なもので、取り返せるものだ。
・3年が有効期限
規則を作るときは、はじめから有効期限を決めている。
3年だ。就業規則でもなんでも、完璧なものを作ろうとすればできない。
いつまでたってもできない。
以前何かの企画を作れと本部から言ってきた。うちは一ヶ月で作った。
完璧を目指さなかったからだ。
完全なものなんてできるわけがない。
よその部署は、結局できなかった。
完全を目標にしたからだ。
規則でも同じで、まず適当につくってしまう。完璧はめざさない。
その代わり有効期限を決めて、規則を変更するのだ。
規則には、有効期限が大切で、有効期限をすぎて使ってはいけないのだ。
・3日で作る
本部から企画書を提出しろ。
期限は一ヶ月といわれると、2日か3日で集中して作って出してしまうのだ。
そうすると、本部ではあっと驚く。
驚いてあわてて読んで、それから電話をかけてくる。
ここはどうなってるのとか、ここはこういう具合にしたほうがいいんじゃないのとか言ってくるのだ。そうして、一ヶ月の間で、5回くらい書き直しをする。
できたものは、本部との合作だ。
他の部門のものとはできが違うし、印象も強い。