「イノベーション」ということばをあちこちで聞いたり見たりします。
このことばを見ると、何かとても、画期的で、自分とは違う
縁のないことばだと思ったりするのではないでしょうか。
イノベーション、でも、なんとなく、かっこいいことばです。
そして自分もイノベーションしてみたいとなんとなく思うわけです。
このイノベーションはとても大切で必要なことです。
景気が上向いていた時代であれば、昨日と同じことを今日も明日も
し続ければ企業の業績はあがったのですが、世の中が下向きの時に
昨日と同じことをしていたら、業績はさがるからです。
では、イノベーション、何か新しいことを始めよう
とみなさん、思われるわけです。
でも、なかなか画期的なことが思い浮かばない。
だから、新しいことを始められない。
たぶん、なんとなく、新しいこと=画期的なこと
という等式が頭の中で出来上がっているのでしょう。
このイノベーションということば、もともとは
何かしら新しいことという意味です。
それ以上ではありません。
イノベーションは、画期的なことでなくてもいいのです。
ちょっとしたことでOKなのです。
経営の神様と呼ばれるドラッカーも同じようなことを言っています。
昨日と違う何か新しいことをする。小さなことでもいい。
そうしているうちに、何か大きな新しいことも生まれてくるのです。
小さな新しいこと、何か始めてみませんか?
仕事に関係したことはもちろん、仕事に関係しないことでも。
新しいことに慣れましょう。たとえば、ご飯。
いつも行っている店で、いつもと違うものを頼む。
あるいは、新しい店に行く。
小さなイノベーション、見つけるのは簡単です。
やってみましょう。