キャメル・マツモト著 日本実業出版社 1500円 253頁

「世界標準」ということばに引いてしまいそうですが、中身は、日本、いや、岡山を仕事場にしている私たちにも十分使えるものです。すこし紹介します。

結果を先に考える

問題が出てきたときには、結果的にどうなったら良いのかを先に考える。営業や会議、誰かと話をするときでも同じで、結果がどうなったらよいのかを描いてないといけない。

コメント:結果を先に考えるというのは、とても大切なことだと思います。結果、言い方を変えると成果、もうひとひねりすると目的です。何かをするとき、たとえば、社員と話しているときには、その話で何を伝えたいのか、何のために話しているのか、話が社員に伝わった結果社員は何をするのか、それを考えて話をしたいものです。この「何をするのか」ですが、これが「社員ががんばって働く」ではなく、「何」をがんばるのか、がわからなければいけません。社員でなくても、商談でも同じです。この商談は、どうなったら成功なのか、そのイメージを持っていたいものです。

仕事が来たらすぐさっとアウトラインを書く

課題が出てきたら、直ちに紙に課題の名前、内容、解決案の大筋を書いていく。もちろん、いい解決案などすぐには出ない。いい案なんて必要ない。今すぐ、思い浮かぶことを書くのが重要。どんなに稚拙でもOK。とにかく、書く。それがスタート。こうしておくと、課題解決のための情報が入ってきやすいのだ。締切まで3週間の仕事が入ってきたときもこの手を使う。普通ならこういう仕事は、残り一週間あたりで観念してやっと着手するというのが相場だが、それではまずい。アウトラインをすぐ書くだけで、できが違う。

 

コメント:アウトラインを書くだけで、あと2週間ほったらかしていても、アウトラインを書かないのと比べるとぜんぜんちがいます。頭の中には、その大筋が残っていますから、ほかの仕事をしていても、その課題に関係のある情報が頭の中に入ってくるものです。この仕事がきたらすぐアウトラインを書くということ、ぜひやってみましょう。

新鮮な違和感から発想する

他の企業や他の人と違う、何か意外性のあるもの、新鮮なもの、新しいもの、という要素が事業には必要だ。最近はやりの言葉でいえば、イノベーション。で、新鮮な構想をどのようにして出すか。

違和感を大事にするのだ。自分が新しい土地や新しいビジネスや新しい人々と出会って、まだあまり時間が経たない間、そのときそこで感じ取る違和感こそが、イノベーションのネタだ。

コメント:「新しい」が大事なんですね。何かを「新しい」と感じて、そこで得られる「違和感」を大事にする。「新しい」を感じるために、今までとは違うことをする。