牛島 信著

牛島信氏の小説は本書が始めてだ。
花粉症が悪化し、頭の中に鼻水が入ったような状態では
ビジネス書を読めない。
なんとか読みやすいものをさがしたかった。
それにはビジネス小説がよいのではないかと思い
書店で平積みされていた本書にであったのだ。
著者は弁護士。
小説ではリストラ社員が株主総会で会社をのっとるという
とんでもないストーリーであるが、法律的な根拠がしめされ興味深い。
こういった小説、とひとくくりで言ってしまっては身もふたもないが、ストーリー重視だと隠されたテーマ、法的な内容がうすくなったりするものだが、本書ではおどろくほどうまくいっている。内容に占める法的説明もたっぷりあって、しかも小説として読ませる。
これが弁護士である著者の処女作とは、ちょっとしんじられないくらいだ。