マッテオ・モッテルリーニ著 紀伊国屋書店 9784314010474

行動経済学のいろいろな成果を集めて具体例をまじえて解説した本。
すべての理論を覚えてしまいたい。ちょっと抜書き

・選択肢が多いほど混乱する
・選択で目がいきやすいのは、肯定面より否定面
・選好の時間的な逆転:目先の利益に目がくらみ
将来の大きな利益に目がいかないこと

・保有効果:あるものを得ることに伴う効用より
それを失うことによる痛みのほうが大きいと感じられる。
1万円出して買ったあるものは、1万円以上ではないと手放さない
「使ってだめなら返品してください」→保有効果がはたらく

・ヒューリスティックス:人が判断を下すときに
厳密な論理で考えるのではなく、直感ですばやく解に到達する方法。
短時間で満足がいく結果がある反面、大きなまちがいを犯す危険もある。

・フレーミング効果
質問の禎二のされ方によって選択選考の結果が異なる。
「赤み80%」vs「脂肪分20%」、「生存率95%」vs「死亡率5%」

・損失回避の原則:カーネマン>人間は同額の利益から得る満足より
損失から受ける苦痛の方がはるかに大きい。

・後悔回避:後悔を嫌い、避けたいという思いが
意思決定に大きな影響を与える。
人は短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚えるが
長期的にはやらなかったことを悔やんで心をいためる。"

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします