板倉徹著 東洋経済 1470円 216頁


人間は長生きすればするほど脳細胞の数が減っていくんだそうです。
しかし、そのスピードは抑えることができます。

脳を鍛えればいい。

最近の研究でも、刺激を受け続けた脳細胞は死なないが、何も刺激を受けずにいる脳細胞はどんどん死んでいくことが明らかになっているのです。

本書は、ではどうやって脳を鍛えるかということをテーマにしています。
かいつまんで要点をいくつかお伝えします。

*テレビはだめ、お勧めはラジオ

脳にとって一番悪いのは、テレビをつけっぱなしにしてボーっと見続けることだ。
ラジオが脳によいのは、情報が少ないからだ。

映像による情報がなく、音声情報しか脳に届かないため、脳は得られない情報を補おうとする。そして、その動きが脳の広い範囲に影響するのだ。

特に鍛えられるのが脳の前頭前野と呼ばれるところだ。
ここは人間が人間たるところで、やる気のもとになっているところである。

テレビやテレビゲームはこの前頭前野の機能低下を引き起こす

*散歩・体操

体を動かすときは、脳から指令がでている。
つまり、体を動かすことは脳を動かすことである。
さらに、脳は体の動きによって成長することがわかっている。
つまり運動によって脳が鍛えられるのである。

ここで注意しないといけないことは、昔得意だった運動は避けたほうがよいということだ。自信があるばかりに運動しすぎてしまい、負担がかかりすぎるかもしれないからだ。

*音読

読書は脳を活性化させるが、その効果は音読でもっと大きくなる。
脳を使う領域が大きくなるからである。

*楽器演奏

音楽を聴くと右脳が活性化され、左右の脳のバランスが取れる。
左の前頭葉にはがんばる脳、右の前頭葉にはがんばらない脳がある。
がんばるばかりだと、燃え尽きてがんばれなくなってしまう。
適度にがんばらない脳に活躍してもらうことで脳の健康状態が良くなる。

*日記

夜寝る前にごく簡単にその日のことを思い出して記録する。
これは「思い出す」練習であり、記憶力を鍛えるのに役立つ。

以上いくつかポイントを紹介しましたが、思いっきりかいつまんで言うと、脳に楽をさせるなということですね。鍛えれば活性化する。

どんどん鍛えましょう。
そうすることで、仕事脳は活性化するに違いありません。