これは本屋さんではなく、インターネットで手に入れることができます。
「金融検査マニュアル別冊」で検索しても出てきます。

さて、このマニュアルは、金融機関が貸付先について、
債務者区分をする際のマニュアルです。名前はむつかしそうですが、
中身はけっこうおもしろいです。

事例が27も入っているのです。おもしろいもの、

参考になるものを書き出してみます。

ここに書いてあることを主張して、金利引き上げ要求に対抗することもできそうです。

債務者区分
定義

1
正常先

2
要注意先
業績低調不安定→赤字

3
要管理先
財務問題有り→繰越欠損有

4
破綻懸念先
業況著しく低調→債務超過

5
実質破綻先
深刻な経営難・再建見通無し

6
破綻先

(事例2)多額の代表者報酬により赤字になっている場合

これは、たとえ会社が赤字になっている場合でも、
代表者個人の資産の状況が良好で、
今後とも返済が順調に行われていくようであれば、
正常先でよしとしています。

ただし、代表者個人の第三者への保証債務の有無について
確認する必要があるとしています。

(事例9)代表者個人の信用力や経営資質について

大幅な減収減益になり返済が滞っていても、代表者の信用力、
経営資質や後継者の仕事振りなどから今後改善が見込まれる場合には
「要管理先」ではなく「要注意先」にしても良い。

以上のような事例が27も載っています。

金融機関との交渉として使えそうではありませんか。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします