景気はどうなっているのでしょうか?
1月6日の日本経済新聞2ページには、「倒産24年ぶり1万件割れ」とあります。借入金利の低下、中小向け融資増などにより企業の資金繰りに余裕が出てきたからだそうです。景気が良くなってきているのだという印象を受けます。情報源は東京商工リサーチ。そこで東京商工リサーチのサイトを覗いてみました。そこの記事を見てびっくりしました。

「2014年円安関連倒産は278件で前年の2倍増」

なんと倒産倍増です。え、景気は、悪くなっているのか?同じ東京商工リサーチの発表ですが、受けるイメージがまったく逆です。よく見ると「円安関連倒産」に限定しています。日経の記事も、サイトの記事もどちらも真実なのでしょう。しかし、事実のとらえ方が違うと、まったく違って見えてしまいます。

さて、円安関連倒産を見ていきましょう。
「年間の産業別では、運輸業が100件で最多だった。人手不足による人件費アップや燃料価格の高止まりが影響。製造業58件、卸売業49件、サービス業他27件、小売業17件と幅広い業種に及ぶ。」

「業績回復の遅れに加え、円安によるコストアップが収益悪化を招き、一層の業績下振れが危惧される」

「円相場の推移次第では、倒産の増勢が懸念される」

ということで、かなり危険な状況を予想しています。前頁で紹介した今井さんは、円安が行きすぎることはないと言っていますが、心配ですね。環境に関係なく、利益を出せる方法を考えなければいけません。