安い中国製品などの追い上げで、キャノン電子の
酒巻久社長が選択したのが、ムダ取りだったそうです。

ムダ取りは、苦労が多いわりに効果が少ないとして
嫌われることが多いのですが、酒巻社長は
効果が大きいことを証明しています。

つまり、ムダが見えるようにして、社員が自ら
ムダ取りを考えるようにしてきたのです。

社長が社員に教えるのでは、社員が考えなくなってしまうので駄目です。

最初は、「ここにこうして費用をかけているのはどうしてか」
「その費用をかけた分、本当に役立っているのか」
「代わりの手段はないのか」といった具合に
社員を質問攻めにしていくのです。

そうすることで、社員は、ムダ取りの方法にたどり着く。

そして、自分にもムダ取りができるのだと気づく。

そうしているうちに、社員にムダ取りをする実力がついてくるのです。

・立ち会議
キャノン電子では、会議はすべて立って行う。
これによって、会議の時間は85%削減、発言回数は6倍になった。

・パソコンでの遊びを減らした。
人件費の約5%が、パソコンによる遊びに費やされていた。
勤務時間中の私用メールや、ネットオークションなどだ。

パソコンの操作履歴を調査し、損失額を公表後対策をした。
その結果、二割程度効率化できた。

・文房具をゼロ円に
使わない文房具、引き出しの中に眠っているものを
強制回収して、一箇所に保管。

必要な社員はそこから持ってくるようにした。

月に一回回収している。
社内からの回収だけで文房具が足りている。